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カッサーノ「レアル移籍は最大の後悔」「C・ロナウドはチームやアシストなどどうでもいい。一方メッシは周りを成長させてくれる」

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レアルでの日々を後悔するアントニオ・カッサーノ

 元イタリア代表FWのアントニオ・カッサーノ氏が現役生活を振り返り、レアル・マドリー移籍を最大の後悔と語った。スペイン『アス』が伝えている。

 カッサーノ氏は2006年1月にローマから500万ユーロ(約5億8300万円)でレアルに移籍。しかし、当時の指揮官だったファビオ・カペッロ氏との衝突や体重の問題などで実力を発揮し切れず、2007年8月に買い取りオプション付きのレンタル(のちに完全移籍)でサンプドリアに放出された。

 イタリア『スカイ・スポーツ』のインタビューに応じたカッサーノ氏は、プロキャリアにおける最大の後悔は「レアル・マドリーでプレーする機会を得られなかったこと」と断言。一方で成功できなかったのは自分の責任だとも認めている。

「私の大きな後悔は、ジネディーヌ・ジダンやロナウドのような世界最高の選手たちを擁する史上最高のチームであるレアル・マドリーにおいて、23歳でプレーする機会を得られなかったことだ」

「マドリーではロビーニョとスタメンでプレーすることができたし、フィーゴとオーウェンの代わりにもなった。つまり、私は最高の1人だったということだが、たくさんの『災難』を招いてしまった」

 デビュー戦となったコパ・デル・レイのベティス戦(○1-0)でいきなりゴールを決めたカッサーノ氏は、レアルでの最初の半年間で17試合に出場し、2得点を記録。だが、翌2006-07シーズンはカペッロ氏との対立により、居場所を失った。

「プレシーズンで16kg減量し、最初の3試合で2ゴールを決めたが、その後はチームから除外されてしまった。私は頭がおかしくなり、カペッロを軽蔑していた。その後、彼は私にもう一度チャンスを与えてくれたが、私は彼のためにほとんど何もしなかった」

 カッサーノ氏のレアル在籍期間は約1年半。公式戦29試合4ゴール、リーグ優勝1回でスペイン挑戦は幕を閉じた。

 また、カッサーノ氏は多くの選手や識者が質問されるバルセロナFWリオネル・メッシユベントスFWクリスティアーノ・ロナウドの“世界最高論争”についても自身の見解を述べている。

 C・ロナウドを「作られた才能」、メッシを「人生で二度と見ることができない、自然からの贈り物といえる計り知れない才能」と表現した元イタリア代表FWは「C・ロナウドの目的はゴールを決めることであり、彼はチームやアシストなどどうでもいいんだ。一方、メッシはチーム全体を成長させてくれる。彼は私のアイドルだ」と話した。

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