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南米の天才リケルメが欧州の天才イニエスタを語る「彼は体格関係なくボールだけで戦える唯一無二の選手」

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MFフアン・ロマン・リケルメ氏が天才イニエスタを語る

 元アルゼンチン代表MFフアン・ロマン・リケルメ氏が、ヴィッセル神戸所属の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタについてコメントしている。

 フットボール史に残る南米の司令塔が、2002-03シーズンに所属していたバルセロナで、トップチームデビューを見届けた欧州きっての天才イニエスタの凄さを語った。ESPNとのインタビューに応じたリケルメ氏は、イニエスタが恵まれた体格を持たないながらも驚異的な成功を収めた理由が、そのボールコントロールにあるとの見解を示している。

「イニエスタはボールを操る術を知らなかったら、ボールを持ってプレーすることができない。小さいからね。40キロくらいに見える体重で、競り合うことができると思うかい?」

「イニエスタこそが明らかな模範さ。(アルゼンチンの)育成年代では170センチ、190センチの身長がなければプレーすることができない。2メートルあるならば、即レギュラーだ。つまりイニエスタはアルゼンチンで成功できなかったか? ……思うに、彼はボールを使ってプレーすることを教えてくれる唯一無二の選手なんだ。その点では誰よりも素晴らしい。僕たちが観客席に座っていたとして、こう言うんだ。『4番がフリーで走っているぞ』。すると彼はターンして、その4番にボールを渡すことができる」

「彼のようにボールを扱うのは高速道路で運転しているようなものだ。もし前で衝突があったとして、そのまま進む? それとも違うレーンに移る? 回避するだろう。衝突したところに突っ込むことはない。イニエスタにも同じことが言える。彼はフットボールにおいて、多くの人が密集していれば賢くそこを避けることができ、フリーの4番を見つけるんだ」

 リケルメ氏はまた、バルセロナFWリオネル・メッシについても発言。高速道路のたとえ話をまったく意味のないものとしてしまうのが、同胞FWであると語った。

「そして、その衝突に突っ込んでいく唯一の選手が、メッシだ。メッシが突っ込むのは、そこで何が起こっているのかなんて構いやしないからだ。彼はそのまま進んでいってゴールを決めてしまい、何が起こっていたか気づくことさえない。家に帰って、それからテレビを見て知るのがメッシなんだよ」

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