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クラブ公式も“粋な演出”…FC東京サポ有志、200組超の声を集めた「ユルネバ」動画完成

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 FC東京のサポーター有志が4日午後8時、長年にわたって歌い継いできた応援ソング『You’ll never walk alone』の歌唱動画を公開した。大勢のサポーターから集めた動画をクロスオーバーさせた壮大な仕上がり。J1リーグ再開を待ちわびる人々をはじめ、新型コロナウイルス対応の最前線で奮闘する医療従事者に向けても「一人じゃない」というメッセージを届けた。

 権利の関係で公式化することが難しい中、公開直前の午後7時57分ごろにはFC東京の公式Twitter(@fctokyoofficial)は「Fans now, it's your turn」(ファンのみんな、いまこそ君たちの番だ)と記した画像を投稿。これは味の素スタジアムでも使用されている煽り文句で、サポーターによる熱い取り組みに粋な演出で花を添えた。

 動画には元アイドリング!!!のメンバーで応援番組の出演でも知られるタレントの橘ゆりかさん、幼少期からFC東京のファンで現在はフィリピンのセレス・ネグロスでプレーするMF小田原貴ら236組(エンドロールで集計)が参加。ユニフォームや応援グッズに身を包んだサポーターが映像と歌声で登場している。

 こうした企画に至った背景には、横浜F・マリノスのサポーター有志による先行企画『マリサポから4U』の存在があった。『みんなでユルネバ』企画の発起人を務めるみたけ(@mitake1999)さんによると、横浜FMサポーターから「いつも相手側から聞こえてくるユルネバでのバージョンも見たい」という声があり、企画の実現に至ったという。

 この企画には動画編集、編曲、グラフィックデザインなどのエキスパートも参画。多様なバックグラウンドを持つFC東京サポーターの存在が大きく寄与したという。動画の中でもバイオリンやチェロ、ギターやピアノなどさまざまな楽器を演奏するサポーターが登場しており、演出に厚みを加えていた。

 企画を進めていくにあたって、サポーターの熱量を再確認するきっかけにもなったという。

 みたけさんは「最初はサポーターの方々からの医療従事者や他の方々への感謝を強く感じることが多かったですが、動画の投稿が始まってからは『みんな、どこかで大きな声を上げる機会も欲していたんだな』と感じはじめました。ボクらサポーターにとっても、今の日常はやはりストレスが強いんですよね。この企画で、それを少しでも緩和できてるとしたら、やろうと思って良かったと思います。スタジアムで思いっきり声を上げている瞬間を思い出せたことで、自分自身も元気を貰えた気がします」と思いを語った。

 また7月4日のJ1リーグ再開に向け、新型コロナウイルスの感染防止に努めながらも急ピッチで調整を進めているクラブスタッフ、選手たちへのメッセージもいただいた。

「コンディション作りなど、大変な時期の間に、少しでも日常にFC東京を感じれる様々な企画に感謝しています。しばらくは、ボク達はスタジアムで普段通りに応援をすることは叶いませんが、気持ちは一緒に戦っています。選手の皆さんやスタッフの皆さんが、サッカーを楽しんでいる姿を楽しみにしています!YNWA!」





(取材・文 竹内達也)

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