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好プレーも批判される大迫勇也…ブレーメン監督がメディアに異例の呼びかけ、“伝え方変えて”

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大迫勇也

 ブレーメン率いるフロリアン・コーフェルト監督は、日本代表FW大迫勇也が周囲から正しい評価を受けていないと感じているようだ。16日のバイエルン戦後の記者会見で異例の呼びかけをした。

 今季ブレーメンが残留争いに巻き込まれるにつれて、「繊細過ぎる」「チームが不調の時には彼も不調になる」など周囲からの厳しい声が集まりがちの大迫。クラブ専門サイト『ダイヒシュトゥーベ』でも0-1で落としたバイエルン戦でのブレーメンのベストプレーヤーと評価するも、「それでもネットフォーラムの一部では批判されている」と指摘されている。

 これについてはコーフェルト監督も意識していた様子。バイエルン戦後の会見で記者に「ユウヤ・オオサコがチャンスを決め切れなかったが、どれほど悔しいか。彼の公でのイメージが貴方が考えるものとは違うようだが」と問われると、「(質問の)後半の部分に関してはそっちで(伝え方を)変えてみれば?みんなにそれを変えることを呼びかけたい」と返し、次のように続けた。

「ユウヤが今日、どれほど(ヨシュア)キミッヒ、(レオン)ゴレツカらのパスを封じ込んだか、どれほど前線でボールを収め、別のエリアに動かしたか、後半に入ってからもどれほどボックス内までボールを追いかけたか。私には今日のユウヤ・オオサコのパフォーマンスには非の打ちどころがない」

 終盤、マヌエル・ノイアーの好セーブにより阻められた大迫のチャンスについては冗談を交えながら「あと2週間ほど散髪していなかったら、ボールがもう少し飛んだかもしれないね」とコメント。「あのマヌエル・ノイアーの動きは普通のGKの動きではなかったし、あのセーブには脱帽するしかない」と語り、「ユウヤを責めることはない」と擁護した。

 なお17日に行われたブンデスリーガ第32節では残留争いのライバルチームの15位マインツがボルシア・ドルトムント相手に2-0で勝利、16位デュッセルドルフがRBライプツィヒ相手に2-2で引き分けたため、勝ち点28で17位に留まるブレーメンの状況は益々深刻に。20日の次節では残留がほぼ決定のマインツ(勝ち点34)とのアウェーマッチに臨む。一方、勝ち点29となったデュッセルドルフは敵地でアウクスブルクと対戦する。

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