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横断幕掲出禁止反対表明の浦和「決めたことは一緒に遂行」臨時実行委員会で社長が謝罪

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 22日に行われたJリーグの第10回臨時実行委員会後の会見で、村井満チェアマンが浦和レッズの立花洋一社長から謝罪のコメントがあったことを明かした。

 浦和は先日、Jリーグが公表した横断幕掲出禁止という統一ルールに対し、「反対」の意を伝える文書を提出。公式サイトでも「浦和レッズは、いつどんな時もファン・サポーターとともに戦ってまいります。これからも無観客試合において横断幕掲出許可を求め続けていく所存です」と徹底抗戦の構えをみせていた。

 村井チェアマンは「入場がままならないなかで、自分の分身ともいうべき応援グッズを持ち込みたいというサポーターの思いは有り難いと思うし、素晴らしいと思う」と理解を示したうえで、「意思決定のあり方について、56クラブが完全に一致して決まるということは、コロナ禍ではなかなかない」と非常事態下における議論であることを強調する。

 さらに「今回の問題の本質は、サポーターの想いと運営現場のねじれだと捉えている」とすると、「4か月間試合が止まっていて、リモートマッチで数試合行う。そんな中で総勢70ページに及ぶようなプロトコールが用意されている。それを全うするクラブの運営に関しては悲鳴に近いものがある。この2試合は開会、再開に集中させてほしいというのが本音だと思う」と他クラブの思いを代弁。

 そして「ルールや規則ではない、本来は話し合いながら進めていく領域。最終的には各クラブに自己判断も提示することも考えたが、あのクラブができて、このクラブができないとなると、そのことへの説明責任が発生してしまい、対応する時間がない」と続けた。

 浦和へは「議決するタイミングでの議論は百出して結構。けれども決まったことについては、小異を捨てて大同につくということで、リスペクトして対応してほしい」とお願いしたという。これに対して立花社長からは「Jリーグの皆さんにご迷惑をおかけしました。今後は喧々諤々に議論して決めたことは一緒に遂行していきましょう」と謝罪があったとした。

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