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コロナ禍でも前向きに…クロップ監督「非日常が優勝を特別なものにしてくれた」

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ユルゲン・クロップ監督

 リバプールユルゲン・クロップ監督はコロナ禍での優勝を前向きに受け入れているようだ。クラブ公式Twitter日本語版(@LFCJapan)が公開した動画インタビューの中で語っている。

 リバプールは25日、イングランドのリーグ戦では30年ぶり、プレミアリーグ移行後では初となる優勝を果たした。その日は試合がなかったが、2位のマンチェスター・Cがチェルシーに敗れたことで決定。監督・選手たちは練習場のメルウッドで歓喜の時を迎えた。

 クロップ監督はクラブの公式インタビューに対し、次のように偉業達成の喜びを語っている。

「みんなに優勝を届けられて良かったし、彼らにとって優勝の意義もわかっている。この駐車場に着いた時、スタッフが拍手で迎えてくれた。彼らにとっても大きな意味を持つだろうし、一緒に祝わないことのほうが難しい」。

 今季はコロナ禍でサポーターと同じ場所で歓喜を分かち合うことは難しく、テレビ出演なども制限される中での優勝決定。それでもクロップ監督は前向きに捉えているという。

「こんな形でリーグ優勝を迎えた経験を語れる人はなかなかいない。普通ならピッチや会場のどこかにいて忙しかったり、あちこち行き来して対応に追われたりして、そこで多くの感情があっただろう。今回は皆が非日常的な経験をした。望んでいたことではないにせよ、この優勝を特別なものにしてくれた」。

 その上でクラブを取り巻くリバプールという街にも想いを馳せた。

「今でもこの街では、自分自身を律しないといけない日々が続いている。でも祝う方法はたくさんある。そして何か目に見える形で将来に残るものがあるはずだ。みんな祝福するに値する。それはこれまでと変わらない。フットボールの成功はどんな時でも街の雰囲気をよくしてくれる。そしてこの優勝をこの街が必要とするあらゆる場所で活かしていきたい」。

 公式サイトで公開されている完全版の動画では、優勝パレードの開催に向けて「正直、その夢は持っている」と意欲を示したクロップ監督。「できるかどうかは分からないが、実現に向けて全力を尽くすことで、この素晴らしいクラブの最高の顔を世界中にお見せすることができる」。プレミア史上最強の呼び声高いリバプールを作り上げた指揮官は、頂点に立ってもなお全力を尽くす。

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