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3戦4発の鈴木武蔵が負傷交代も…札幌が鹿島に19年ぶり勝利!鹿島は開幕3連敗

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先制点を決めたFW鈴木武蔵

[7.8 J1第3節 鹿島0-2札幌 カシマ]

 北海道コンサドーレ札幌はアウェーで鹿島アントラーズを2-0で下し、再開後2連勝を飾った。鹿島は開幕3連敗。ACLプレーオフ、ルヴァン杯を含め、今季公式戦5戦全敗となった。

 開幕2連敗の鹿島は前節・川崎F戦(●1-2)から先発2人を変更。右サイドバックでDF広瀬陸斗が先発し、MF染野唯月がプロ初先発となった。尚志高(福島)から今季加入した18歳は川崎F戦に後半27分から途中出場し、プロデビュー。クロスバー直撃のシュートを放つなど存在感を見せ、中3日の連戦で初スタメンの座を射止めた。

 札幌は今季初白星となった前節の横浜FC戦(○2-1)と同じスターティングメンバー。すると横浜FC戦で2ゴールを決めたMF鈴木武蔵がこの日も結果を残した。前半7分、自陣からDF宮澤裕樹がロングフィード。鈴木がDFラインの背後を取ると、前に出てきたGKクォン・スンテの中途半端なポジションを見逃さず、トラップから冷静にループシュートでゴールネットを揺らした。

 2月22日に行われた第1節の柏戦(●2-4)も含め、今季3戦連発の計4ゴールとした鈴木だったが、アクシデントに見舞われる。前半21分、カウンターからのドリブル中に左太腿裏に違和感を覚え、プレーを停止。そのままベンチに下がり、同24分、MF駒井善成との交代を余儀なくされた。

 なかなかチャンスをつくれない鹿島は前半30分、PA右手前の位置でFKを獲得。キッカーのFWファン・アラーノは意表を突く横パスを出し、PA手前から染野が右足ダイレクトでシュートを打ったが、相手選手のブロックに阻まれた。

 1点ビハインドで折り返した後半、鹿島は徐々に反撃を強める。後半11分、スルーパスに抜け出したファン・アラーノが右サイド深い位置から折り返し、FWエヴェラウドが左足で合わせるが、枠を捉えられなかった。

 札幌は後半30分、カウンターからMF菅大輝がスピードを生かして右サイドを突破。自らドリブルでゴール前まで切れ込み、パスの選択肢もあったが、自ら左足でシュートを狙った。しかし、ここはGKクォン・スンテの好守に阻まれ、その直後に鹿島にビッグチャンス。浮き球のロングパスからDF永戸勝也がうまく体を入れ替えてゴール前に抜け出し、PA内左から左足を振り抜いたが、GK菅野孝憲がビッグセーブで防いだ。

 札幌は後半アディショナルタイム、敵陣でのボール奪取から最後は途中出場のMFルーカス・フェルナンデスが個人技で追加点。2-0とダメを押した札幌は19年ぶりの鹿島戦勝利で、カシマスタジアムでは初勝利となった。

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