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[MOM3170]八戸学院光星DF小島裕介(3年)_セルヒオ・ラモスのように。魂持って攻守で奮闘

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八戸学院光星高のCB小島裕介は連戦でも気迫のプレーを見せた

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.26 青森県高校夏季競技大会3位決定戦 三沢商高 2-5(延長)八戸学院光星高 青森山田高G]

 八戸学院光星高の畑中孝太監督は組み立ての部分に加え、「魂持って戦ってくれた」という理由でCB小島裕介(3年)をマン・オブ・ザ・マッチに指名した。

 下級生時から光星の最終ラインを支える小島は、「常に声を出すことを(青森山田)中学校からずっと意識していたので、そこは止めないで意識していました」。この日は2度リードを奪われる展開。だが、小島はスライディングタックルや身を挺してのブロックなど気迫の守備と声でチームを鼓舞し、正確なビルドアップや対角へのフィードで攻撃の起点となった。

 光星は乗ると勢いが止まらないチーム。前日の準決勝では敗れたものの、この日は2度追いつき、延長戦の3ゴールで逆転勝ちを収めた。小島は「昨日の準決勝の野西(八戸学院野辺地西高)戦で負けて、LINEでも『みんなで切り替えて頑張ろう』と声をかけて、入りは悪かったんですけれども、気持ちを切り替えて勝てて良かった」と微笑んだ。

 小島が目指しているプレーヤーはレアル・マドリーのCBセルヒオ・ラモスだ。「一人迫力が違う」というCBのような精神面、プレー面でもチームを牽引できるプレーヤーを目指している。選手権へ向けてチームを引き締め、目標へ向かって成長を続けていく。

 小島は青森山田中出身。この日は母校のグラウンドで気持ちのこもったプレーを見せた。やはり、青森山田との対戦は大きな目標。「ずっと(青森山田との対戦の前に)野西に準決勝で負け続けているので、もう1回ここからチームを作り直して、みんなで声かけながら野西倒して決勝で山田とやりたいです」。それを実現するために、“魂のDF”は精一杯努力を続ける。 

(取材・文 吉田太郎)
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