beacon

東京V復帰で得点力復活へ! DF高橋祥平が強烈ヘッドで5年ぶり弾「久しぶりすぎて…」

このエントリーをはてなブックマークに追加

東京ヴェルディDF高橋祥平

[7.29 J2第8節 東京V1-1新潟 味スタ]

 後半34分、試合の均衡を破ったのは8年ぶりに帰ってきた男の一撃だった。「(佐藤)優平くんのボールがピンポイントだったので触るだけだった。点を取ったのも久しぶりすぎて、どこに当たったかあまりよく覚えていない」。そう謙遜した東京ヴェルディDF高橋祥平だったが、セオリーどおりに上から叩いた完璧なヘディングシュートだった。

 直後にはホームゴール裏へと真っ先に走り寄り、耳に手を当てるゴールパフォーマンスを披露。「サポーターは僕たちにとっては大事な存在だし、サポーターがいるからこそ動けるところもある。こういうご時世だけど見てくれる方に感謝したい」。感染防止のため声を上げることのできないサポーターに向け、粋なメッセージを発信した。

 高橋にとって、リーグ戦ではヴィッセル神戸時代の2015年7月11日以来5年ぶりとなるゴール。最後に東京Vで過ごした12年にはFW阿部拓馬(現琉球)に続くチーム2位タイの6得点を記録し、その後14年にも大宮アルディージャでJ1リーグ6得点を決めていただけに、かつての姿を知っているファン・サポーターにとっては意外なデータかもしれない。

「自分も取れていないなと思っていて、行くチーム行くチームでやり方もあった。だからと言って点を取れないというわけじゃないけど、ヴェルディの場合は自分でも身長が高いほうだったので、セットプレーで前に行けるチャンスがある」。“故郷”とも言えるクラブに復帰して開幕8試合目、久しぶりの得点はかつての武器を再び印象づけるゴールともなった。

 もっとも、DFという立場では自身のゴールを守り切れなかったことに責任を感じていた。チームは後半アディショナルタイムにロングスローから失点し、2試合連続のドロー。高橋は「ディフェンスとしてはあの失点は絶対にやっちゃいけないと思うし、あの時間帯で勝点が変わるので、最後までもっと集中しないといけない」と改善を誓った。

(取材・文 竹内達也)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2020シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP