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札幌D・オリヴェイラが初のフル出場で1G1A…ミシャ監督は「運動量、球際の強さ、献身性」を高評価

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今季加入から順応を見せ始めたMFドウグラス・オリヴェイラ

[8.5 ルヴァン杯GL第2節 札幌2-1広島 札幌厚別]

 北海道コンサドーレ札幌は5日のルヴァン杯グループリーグ第2節でサンフレッチェ広島と対戦し、2-1で勝利。MFドウグラス・オリヴェイラの1ゴール1アシストの活躍で、準々決勝進出に大きく近づいた。

 D・オリヴェイラは今季から札幌に期限付き移籍で加入した25歳のブラジル人FW。今節では前半14分、左CKの混戦から冷静にボールを収めると、マイナス方向へ優しく落とし、MF金子拓郎の先制ゴールをお膳立て。その後は同点に追いつかれたが、1-1で迎えた後半16分、敵陣近くで相手のパスミスを冷静に収めると、ゴール方向へと向きを変え、右足のコントロールショットでゴールに突き刺した。

 札幌は2-1で勝利し、今大会2連勝。グループCで首位に立ち、準々決勝進出に大きく前進した。その立役者となったD・オリヴェイラは今節が加入後初のフル出場で、初のゴールとアシストも記録。得点力だけでなく、精度の高いキックや視野の広さ、そして豊富な運動量を発揮し始め、公式戦5試合目でチームへの順応を見せた。

 試合後、ペトロヴィッチ監督もD・オリヴェイラを称賛。「今日も非常に献身的に戦ってくれた」とねぎらい、得点を挙げたことよりも「運動量と球際の強さと、献身的なチェイシング」による貢献を称えている。

 D・オリヴェイラ自身は得点について、喜びよりも安堵を語る。「今までで一番良かった」と振り返り、「最近ゴールを取れない焦りからか、ナーバスになってしまうところもありました」と本音を明かす。「今日はできるだけ落ち着いてプレーしようと思いましたし、日に日に自分の成長は感じてプレーしていますし、もっと今後良くなると信じています」とさらなる活躍を誓った。

 初得点を挙げたことで、今季の目標得点を聞かれたD・オリヴェイラ。しかし、具体的な数字を口にすることはなく、「ファーストゴールですので、ここで数字を挙げるのはまだ早い」と自分を戒める。「一試合一試合、チャンスを与えられたときに最大限がんばって、まずは自分の居場所を確保する。レギュラー争いに勝つ。安定して出られるようになったら数字を言えると思うけど、まずはひとつずつクリアしていきたい」と堅実さを垣間見せた。

 指揮官も大きな期待を寄せている。加入から半年ながらも「これから我々のチームの中で毎日一緒にトレーニングを積んでいけば、もっと彼はいい選手になっていく」と新戦力に手応えを掴んでいるようだ。「札幌を助けられる選手に成長できるのではないかと思う」と将来の軸としてその成長を見据えている。

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