beacon

90+6分に劇的V弾!! “下剋上”エルチェがPO制してスペイン1部復帰

このエントリーをはてなブックマークに追加

1部復帰を果たしたエルチェ

 ラ・リーガの昇格プレーオフは23日、決勝第2戦を行い、エルチェジローナを1-0で下した。後半アディショナルタイム6分の劇的な先制ゴールにより、2戦合計スコアを1-0としたエルチェがプレーオフを制覇。レギュラーシーズン6位からの下剋上で6シーズンぶりの1部復帰を達成した。

 エルチェの本拠地で行われた第1戦をスコアレスドローで終えた両チーム。第2戦ではレギュラーシーズン5位のジローナが優勢に試合を進めたが、後半16分にレギュラーシーズン33ゴールでリーグ得点王のFWクリスティアン・ストゥアーニが相手選手の足首を踏んで一発退場となったことにより、プランが一気に狂った。

 すると後半アディショナルタイム6分、エルチェは左サイドを駆け上がったMFフィデル・チャベスがふんわりとしたクロスをファーサイドに供給すると、飛び込んできたFWペレ・ミージャが完璧なヘディングシュート。これがニアポスト脇に決まり、劇的な形で1部リーグ復帰を決めた。

 エルチェは準決勝でMF香川真司所属のサラゴサ(レギュラーシーズン3位)を同じく合計スコア1-0で撃破しており、いずれも接戦を制しての下剋上。レギュラーシーズンではフエンラブラダの感染拡大による騒動を発端にプレーオフ圏から陥落する恐れもあり、一時は抗議運動に乗り出していたが、最終節延期分でフエンラブラダが敗れたためギリギリでプレーオフ出場を果たすと、最後は勝負強さを見せて悲願の1部昇格を果たした。

 ラ・リーガではすでに2部を制したFW岡崎慎司所属のウエスカ、2位に入ったカディスの昇格が決定済み。エルチェの昇格決定により、来季1部参戦する20チームが決まった。

●ラ・リーガ2020-21特集

TOP