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香川の絶好機はクロスバー…サラゴサがPO準決勝で敗退、1部昇格ならず

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MF香川真司

[8.16 昇格PO準決勝第2戦 サラゴサ0-1エルチェ]

 スペイン2部リーグの昇格プレーオフは16日、準決勝第2戦を行い、MF香川真司所属のサラゴサエルチェに0-1で敗れた。フル出場した香川は見せ場を作ったが、シュートがクロスバーに阻まれるなど無得点。チームは合計スコア0-1で敗退が決まり、8シーズンぶりとなる1部復帰は果たせなかった。

 敵地での第1戦は10人の相手を崩せず0-0で終え、ホームに帰ってきたサラゴサは立ち上がりから優位に試合を進めた。前半30分には、中盤で味方のパスを引き出した香川が右足アウトサイドでのトリッキーなスルーパスでビッグチャンスを創出。ところが抜け出したFWミゲル・リナレスのシュートは相手GKにキャッチされ、ゴールには結びつかなかった。

 後半もサラゴサが優勢。すると6分、香川にここまでで最大のビッグチャンスが訪れる。左サイドを突破したFWブルギがシュートを放つと見せかけてバイタルエリアに横パスを送ると、スペースで香川がトラップ。完璧なファーストタッチから左足で狙った。だが、相手DFのスライディングが間に合い、軌道が変わったボールはクロスバーに弾かれた。

 その後はエルチェの勢いに圧倒される時間帯が続き、直接FKが枠内ギリギリを襲ったピンチではGKクリスティアン・アルバレスがスーパーセーブ。それでも後半36分、右サイドを崩されてFWニノにゴールを決められて失点し、アウェーゴールを奪われた。

 サラゴサは直後、最終ラインを削ってFWマルコス・バセルガ、MFハビエル・ロスといった前線の選手を一挙に投入。すると41分、ブルギがペナルティエリア内で倒されてPKを獲得する。ところがキッカーのJ・ロスはGKの正面にゆるいシュートを蹴って失敗。絶好のチャンスを逃したサラゴサは勢いを削がれ、プレーオフ準決勝敗退で1部昇格を逃した。

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