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大迫勇也、練習で倒され同僚にブチ切れる…ブレーメン監督は熱い練習姿勢に「たまらない!」

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ブレーメンFW大迫勇也

 22日、ブレーメンの日本代表FW大迫勇也が同僚MFのレオナルド・ビッテンコートと衝突。プレシーズンキャンプが開催されるオーストリアのツィラータールのトレーニンググランドに緊迫した空気が漂った。

 チームはこの日、5対5のミニゲームを実施。ビッテンコートのファウルで倒された大迫がブチ切れ、ケルン時代から知る同僚を突き飛ばしてしまう。引き下がらないビッテンコートともみ合いに。結局アシスタントのティム・ボロフスキー氏とGKステファノス・カピノが仲裁に入り、大迫も落ち着きを取り戻した。

 このミニゲームではFWデイヴィ・ゼルケとDFエメル・トプラクの2人もデュエルで衝突して言い合っている。さらにその後、若手に交わされたゼルケはそのビブスをつかむと、納得いかない相手選手とも口論に。ピリピリムードの中での練習が続けられた。

 しかし、フロリアン・コーフェルト監督はむしろこのような緊張感を好んでいるようだ。『ダイヒシュトゥーベ』に対して翌日、「昨日はもうたまらなかったね。これこそ望んでいるものだよ」と笑顔で振り返り、「夜はみんなホテルで一緒に座って笑い合ってたよ」ともコメント。また、ジョークを交えながら次のように続けた。

「今朝は朝食のとき、ユウヤに『今日は殴り合いはもう済ませたか』と尋ねたね(笑)。問題ない。(練習が)生き生きしているし、こうであるべきだ。みんなお互い優しく接しても意味がない。競争は実際にあるものだし、高いレベルのトレーニングマッチもある」

「5対5のゲームには誰もが勝ちたいと思っているし、ツィラータールで初の土砂降りの中、フラッドライトの光に照らされながらというフットボーラーならこれ以上心を躍らせることない状況だったのだからね」

 昨シーズンは1部・2部入れ替えプレーオフで辛うじて2部降格を回避したブレーメン。大迫も含めたメンバーたちは新シーズンに向けたプレシーズンにはより一層熱い気持ちを持って取り組んでいるようだ。

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