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昨季ホーム最終節の雪辱…川崎F谷口「攻撃力とクオリティーで勝負できることを証明できた」

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川崎フロンターレDF谷口彰悟

[9.5 J1第14節 横浜FM1-3川崎F 日産ス]

 昨季のホーム最終戦で惨敗した悔しさをアウェーの地で晴らした。川崎フロンターレは首位を独走して迎えたJ1第14節の横浜F・マリノス戦、前半早々に失点を喫しながらも、そこから3ゴールを奪って3-1で圧勝。昨季の敗戦後、優勝に突き進んでいったライバルチームに借りを返すかのごとく、今度は自分たちが王座奪還に近づくための白星を挙げた。

 試合後、主将のDF谷口彰悟は「去年からいる選手で忘れた人はいないだろうし、悔しいゲームだったというのは今でも思い出せる。勝ちたいなという気持ちが強かったし、みんなそういう気持ちがあったと思う」と振り返り、リベンジ達成にほっとした様子を見せた。

 この日は局面のバトルでは自慢のテクニックで相手をいなし続け、背後へのサイドチェンジを多用して相手のハイラインを攻略。個人能力だけでも、戦術的狙いだけでもない、川崎Fらしい戦いぶりが光った。序盤からMF三笘薫へのフィードを次々と通し、後半早々には長いスルーパスで勝ち越しゴールの起点となった谷口は、横浜FM戦の狙いを次のように振り返った。

「相手の特徴であるハイラインのところだが、オフサイドにかかったり、GKが立っていたりするので簡単には突破できないと他のチームを見て感じていた。そこでシンプルに狙ったり、対角を狙ったり、同サイドを狙ったり、使い分けができていたと感じる」。そうして「整理できた結果」が狙いどおりの攻撃につながったようだ。

 その上で忘れてはならないのは「クオリティーの部分」だ。「プレッシャーが来てもボールを持てる、ターンできるとか、そこで勝負してきたチーム。そこで前線の選手がパフォーマンス高かったし、そこがうちの良さかなとあらためて感じた」。そう振り返った背番号5は「攻撃力とクオリティーで勝負できることを証明できた」と強さの秘訣を強調した。

(取材・文 竹内達也)
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