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「フィールドに救われていたので…」。清水ユースGK後藤が仲間に感謝のPKストップ

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前半終了間際、清水エスパルスユースGK後藤佑介がPKをストップ

[9.22 SBSカップドリームユース決勝 清水ユース 4-3 磐田U-18 草薙陸]

 磐田U-18に傾きかけていた流れを守護神が断ち切った。清水エスパルスユースは3-1とリードして迎えた前半40分にPKを献上。だが、GK後藤佑介(3年)がシュートを指先で弾き、ボールはポストを叩いてゴールを外れた。

「結構フィールドに救われていたので、ここで自分がチームを勝利に導けるようなプレーができたら良いなと思っていた」。その言葉通り、仲間への感謝を表現するビッグセーブによって、清水ユースは2点リードで前半を終えた。

「自分が一番うしろで見えている」という後藤は給水タイムやハーフタイムに味方選手へ声がけ。コミュニケーションを取って守り、自身も集中力を維持しながら身体を張ってゴールを守り続けた。

 試合終盤、前線に高さを加えた相手にゴールをこじ開けられるなど悔しい3失点。だが、ライバルからの勝利に貢献。その後藤は将来について、「エスパルスというチームでプロになって海外で活躍できるような選手になりたい」と意気込んでいる。その夢を実現できるように努力を続けて、チャンスを掴む。

(取材・文 吉田太郎)

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