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[アミノ]決勝は流経vs早稲田に、“台風の目”東海大は全国大会出場の望みつなぐ

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流通経済大はFW満田誠が2得点の活躍

 アミノバイタルカップ2020 第9回関東大学サッカートーナメント大会の準決勝と順位決定戦が4日に行われた。

 準決勝に進んだ4チームはすでに来年1月に開催される全国大会への出場権を獲得。しかしそのうち3チームが2部リーグのチームと波乱含みの大会になっている。

 1部で唯一勝ち残っている早稲田大東洋大に1-0で勝利。後半32分にDF阿部隼人(4年=横浜FMユース)のFKを頭で合わせたDF杉山耕二(4年=三菱養和ユース)のゴールが決勝点になった。

 準決勝のもう一試合では、流通経済大日本大に4-1で大勝した。開始6分に先制を許した流経大だったが、前半20分にMF安居海渡(2年=浦和学院高)のヘッドで同点に追いつくと、後半18分にMF宮本優太(3年=流通経済大柏高)が逆転弾。同18分と31分には途中出場のFW満田誠(3年=広島ユース)が連続ゴールを決めて突き放した。

 アミノバイタルカップに与えられた全国大会出場枠は5。よって残り1枠を準々決勝で敗れた4チームが争うことになる。関東1部のチームはリーグ戦の上位4チームにも出場権が与えられているが、同2部以下のチームは今大会で出場権を獲得するしかない。

 そんな中で今大会で台風の目となっているのが、関東2部でもない、神奈川県リーグに所属する東海大だ。今大会は1回戦で明治大を破る大波乱を演じると、準々決勝では惜しくも日本大に敗れたが、順位決定戦では関東1部リーグで明大に次ぐ2位で前期を折り返した桐蔭横浜大に4-2で勝利。前半を2点ビハインドで折り返したが、後半で追いついて延長戦に持ち込むと、延長前半7分にMF丸山智弘(4年=作陽高)がCKを直接決めて逆転。試合終了間際にもDF鈴木颯太(1年=東海大高輪台高)のゴールでダメを押した。

 順位決定戦のもう一試合では、立正大が法政大に1-0で勝利。この結果、全国大会への最後の1枠をかけた5・6位決定戦は立正大対東海大に決まった。

 決勝など順位決定戦は1か月後の11月3日に行われる。

▽準決勝
日本大1-4流通経済大
[日]近藤友喜(6分)
[流]安居海渡(20分)、宮本優太(63分)、満田誠2(66分、76分)

早稲田大1-0東洋大
[早]杉山耕二(77分)

▽順位決定戦
東海大4-2桐蔭横浜大
[東]武井成豪(61分)、面矢行斗(74分)、丸山智弘(97分)、鈴木颯太(105分+1)
[桐]山田新2(24分、27分)

立正大1-0法政大
[立]鎌田翔太郎(61分)

●第94回関東大学L特集

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