beacon

国士舘は2度リード許すも、2年生の188cmDF山梨滉太が2発!:東京A

このエントリーをはてなブックマークに追加

国士舘高は2度リードを許すも、大型DF山梨滉太の2ゴールで同点に追いついた

[10.11 選手権東京都Aブロック1回戦 大東文化大一高 2-3 国士舘高 国士舘楓の杜キャンパスG]

 国士舘高は2度リードを許す展開だったが、188cmDF山梨滉太(2年)がビハインドを取り戻す2発。大型DFが逆転勝ちに大きく貢献した。

 前半11分の同点ヘッドは、手前でFW横尾葵海(3年)やDF大森彗斗(3年)が潰れ役になってくれたためフリーに。2点目もDF加藤光稀(2年)が上手くニアでそらしてくれたことで生まれたゴールだった。高さを発揮した山梨は、まず味方のサポートに感謝。そして、2得点したことよりも、DFとして2失点したことを悔しがっていた。

 攻撃面でも満足はしていなかった。この日は3バックの左サイドで先発したこともあって、左足でロングフィードを入れる回数が増加。利き足と逆足でのキックでもスムーズな動きを見せていたが、本人は「まだ精度が高くないので練習したいです」と引き締めていた。

 元々FWだったが、国士舘進学後にDFへコンバート。今年就任した本田裕一郎テクニカルアドバイザー(前・流通経済大柏高監督)からは「高さを活かせ」とストロングポイントを極めることを求められている。

 本人は昨年までと比べてまず意識面での変化を口にする。そして、「今も下手なんですけれども、DFになって成長していると思います。メンタルは結構強くなりました」。目標も全国大会に「行きたい」から「行かないといけない」へ変わっている。

「まだ初戦。ここから勝ち続けないと全国行けないので、ディフェンスを強くしていきたいです」。2回戦では何よりも無失点にこだわり、チャンスがあれば、また頭で決める。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
●【特設】高校選手権2020

TOP