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[MOM3260]専修大北上DF岩渕蓮也(3年)_全国経験したDFリーダーが無失点に貢献

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専修大北上高DF岩渕蓮也(主将)は得点が奪えない苦しい展開の中でも集中を切らさず、高精度のフィードも見せた

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.1 選手権岩手県予選準決勝 専修大北上高 1-0 盛岡市立高 いわぎんB]

「1-0と苦しいゲームでしたが、GK含め守備陣が頑張ってくれました」と専修大北上高・小原昭弘監督は守備陣の頑張りを讃えた。

 その守備陣を統率し、無失点で抑えることに成功したキャプテンDF岩渕蓮也(3年)がこの試合のマン・オブ・ザ・マッチだ。昨年はチームとしても初となる全国高校総体(インターハイ)と選手権全国大会への出場を果たし、全国のレベルを知った岩渕。3年生でキャプテンとなった今年は、声で周囲を鼓舞し、チームを引っ張る存在へと成長した。

 早めに先制しながらも追加点が取れない苦しい展開。「前半は相手に合わせて蹴ってしまいました」と本来のパスサッカーを見せられなかったことを反省し、「後半は前でパスをつなぐ場面が増えました」としっかりボールをつなぐ意識を持てたことに手応えを感じていた。

 盛岡市立高はカウンター攻撃やセットプレーでの得点を狙ってきたが、「ちゃんとリスク管理して対応できました。相手は蹴ってきますので、深さを取りながらプレーし、修正することができました」と相手の攻撃に対し、冷静に対応し、プレーを修正できたことが無失点につながったという。

 決勝に向けては「自分たちがやってきたことを出し切ることが大事」と丁寧にパスをつなぐサッカーを見せたいと意気込む岩渕。DFラインからの正確なパス、フィードも魅力の一つであり、攻撃の起点としての活躍にも期待したい。 

(取材・文 小林健志)
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