beacon
TOP > NEWS > 記事詳細

那覇西が西原を3-1で下して17回目の全国切符! 県内三冠も達成

このエントリーをはてなブックマークに追加

那覇西高が17回目の全国へ

[11.1 選手権沖縄県予選決勝 那覇西高3-1西原高 タピック県総ひやごんスタジアム]

 11月1日、第99回全国高校サッカー選手権の沖縄県予選決勝がタピック県総ひやごんスタジアムで開催された。

 コロナ禍により感染拡大防止ガイドラインに則り入場制限を敷く措置が取られるなど、例年とは違う雰囲気の中での晴れ舞台であったが、現チームでの全国出場ラストチャンスにかける思いがぶつかった一戦は、シーソーゲームとなった。

 県内三冠、そして2年ぶりの全国出場を目論む那覇西高は、パスワークを重視した多彩なパターンでアタッキングサッカーを展開。一方、30年ぶりの栄冠まであと一歩まで迫った西原高は2年生中心のチーム。意識づけたプレスからショートカウンターにつなげる戦術を採って県内王者に挑んだ。

 日中の最高気温28度まで上がった夏日の一戦は、13時にホイッスルが鳴らされる。

 直後、風上に立つ西原は早速ロングボールで敵陣ペナルティエリアまでボールを蹴り出し、ビルドアップを図ろうとする那覇西GK伊良皆孝太(3年)にFW八幡華修(2年)がプレスをかけ、高い位置でのボール奪取に向かう姿勢を見せる。

 対する那覇西は、西原の攻から守のトランジションに苦しみ、ショートパスで思うように剥がせず、ロングボールで押し上げるシーンが目立った。それでも自力のある選手が揃った那覇西は前半18分、FW辺土名亘(3年)の右CKから放ったアウトスイングのボールをエリア内中央で「元FW」のCB仲西泰盛(3年)が低空ヘッドで決め、先制点を奪う。

 しかし今大会、勝ち上がった4試合で無失点ゲームを演じきれていない那覇西は、優位に立ったという意識を持たず、さらに攻める姿勢を見ようとするも、追いかける西原の人数をかけたアプローチに主導権を確実に握りきれない。その焦りを突きたい西原は前半アディショナルタイム1分、CB重田統哉(2年)の右CKからゴールエリアのニアサイドに飛び込んだボランチ西平将智(3年)が右足ダイレクトで合わせてゴールネットを揺らし、同点で前半を折り返す。

 主将のゴールで息を吹き返した西原。追い風に立つ那覇西のパワーとスピードに対して体を張った守りを見せ、インサイドハーフ池原青海(2年)のラストパスから決定機を作ろうと試みる。しかし那覇西も自陣ゴール前で意地を見せて跳ね返す。

 ハーフタイムに「ここからが本当の選手権だ」と檄を飛ばした那覇西・平安山良太監督。その声に応えたのは今大会ノーゴールだったチャンスメーカーだった。後半13分、辺土名がドリブル突破を図り、一度は相手DFに防がれるも、こぼれ球を拾ったMF上原琉暉(3年)がバイタルエリア中央から右に流れて思い切りよくミドルシュートを放つ。ボールはGK仲村大希(2年)の取りにくい逆サイドのコースへと向かい、そのままゴールイン。那覇西が再びリードを奪った。

 その後、疲れが見える両チームは、選手交代で流れを引き寄せようとして一進一退の攻防を見せる中、後半アディショナルタイム3分に「ヘトヘトだった」と話す那覇西MF照屋圭人(3年)が最前線でボールを受け、西原ゴール前まで独走。DFをかわして放ったミドルシュートはゴール中央のネットを揺らしてダメ押し点。手に汗を握る展開が最終盤まで続いた一戦は底力を見せた那覇西が勝ち、17回目となる全国切符を手中に収めるとともに、新人生・インターハイ・選手権の県内三冠も達成した。

(取材・文 仲本兼進)
●【特設】高校選手権2020

TOP