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バレンシアMFがPKだけでハットトリック達成!! OG含む4得点で王者レアルを逆転撃破

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バレンシアMFカルロス・ソレール(写真前)

[11.8 ラ・リーガ第9節 バレンシア4-1R・マドリー]

 ラ・リーガは8日、第9節を行い、レアル・マドリーバレンシアに1-4で敗れた。エースFWカリム・ベンゼマのゴールで先制したものの、そこか今季最多の4失点。MFカルロス・ソレールに3本のPKを決められるという屈辱もあり、3試合ぶりの黒星を喫した。

 先制点を奪ったのはR・マドリーだった。前半23分、MFイスコ、FWビニシウス・ジュニオール、ベンゼマ、DFマルセロが近い位置で絡んで左サイドを侵攻すると、やや絞ったポジションを取ったベンゼマがマルセロのパスを受けて右足を一閃。エリア外から豪快に突き刺した。

 ビハインドとなったバレンシアは前半29分、DFホセ・ルイス・ガヤのクロスボールがDFルーカス・バスケスの腕に当たってPKを獲得。ソレールのキックはGKティボー・クルトワに止められ、2度目のシュートもゴールポストに弾かれたが、跳ね返りをMFユヌス・ムサが押し込んだ。だが、ソレールの蹴る前に両チームの選手がエリア内に侵入したとして、VARの介入でPKは蹴り直しに。それでも35分、ソレールがこれを決めて同点に追いついた。

 バレンシアはさらに前半43分、MFウロシュ・ラチッチのスルーパスを受けたFWマキシ・ゴメスがグラウンダーのクロスを送ると、クリアを試みたDFラファエル・バランに当たったボールがゴール方向へ。クルトワがゴールマウスに入って弾き出し、プレーは続行されたが、またもVARが介入。オウンゴールが認められ、バレンシアが逆転に成功した。

 後半も得点を重ねたのはバレンシア。7分、左サイドを突破したガヤの折り返しにゴメスが反応すると、マルセロに倒されて再びPKを獲得し、このキックをソレールが決めた。さらに14分にも、ムサの突破を止めようとしたDFセルヒオ・ラモスが手でボールをかき出し、VARの介入を経てバレンシアにPK。18分、3本目のPKをソレールが落ち着いて決めた。

 その後はR・マドリーが優勢を保ち、多くのシュートを放ったものの、無得点で試合は終了。3試合ぶりの黒星となった。一方、バレンシアはオウンゴールとソレールのPKだけで大量4得点。今季は主力選手の流出もあって試合前の時点で2勝2分け4敗の勝ち点8にとどまっており、今世紀最悪の成績と報じられていたが、ホームゲームでリーグ王者を破った。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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