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富山一で唯一の2年生レギュラー中川晟「3年生を引っ張るくらいの気持ちでやりたい」

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MF中川晟が中盤に落ち着きを与えている

[11.7 高校選手権富山県予選決勝 富山一4-0水橋 総合運動公園陸上競技場]

 6年連続31回目の全国大会出場を決めた富山一高の中で、唯一下級生でレギュラーを務めるのがMF中川晟(2年)だ。

 中川は1年生だった昨年度大会もベンチ入り。先輩たちについて行くので必死だったと振り返る大会だが、初戦の立正大淞南戦、そして3回戦の青森山田戦に途中出場して選手権のピッチを経験した。

 実感として得たのは上には上がいるということ。特に青森山田戦では同学年のMF松木玖生が2得点。意識せざるを得ない存在になった。「同級生のライバル、上手い選手たちも出てくると思うので、自分も負けないように頑張りたいと思います」。

 今年は背番号8をつけ、5-3-2システムの中盤3枚の左というレギュラーポジションを確保して、全国大会に出場することになる。「今年は自分のゴールやアシストで逆に3年生を引っ張るくらいの気持ちでやりたい」。成長した姿は必ず披露する。

(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2020

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