[11.11 J1第33節 FC東京1-0札幌 味スタ]

　FW永井謙佑が決勝ゴールを挙げ、FC東京は連敗を脱出した。「4連敗していたんですが、前線が決められなくて負ける試合が続いていた。バラバラになっているような感覚はなくて、前線が決めればチームがいい方向に向かうと思っていた」。7日のルヴァン杯決勝延期により“中10日”で迎えた札幌戦。得意のカウンターから、自らのゴールで悪い流れを断ち切った。

前半21分だった。相手のパスミスが渡ったDF森重真人を起点にMF安部柊斗が前線にスルーパスを出すと、抜け出した永井は相手と入れ替わってペナルティエリア内に侵入。「ファーもニアも打てるような体の開き方をして打ちました」。GKとの1対1を制し、右足シュートでニアを破った。

「スペースがあったので自分で仕掛けて決め切ろうと思った。今週は自信を持ってトレーニングできたので、シュートをニアにぶちこんでやろうと打ちました」。FC東京加入後、永井がゴールを決めると負けない、“不敗神話”を継続。7試合ぶりのクリーンシートも達成した。「ホームで勝ったこと、連敗を脱出できたことにホッとしています」と安堵の表情を見せた。

　過密日程を戦ってきたFC東京は、24日からカタール集中開催のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に挑む。「4連敗してホームでなかなか勝てていなかったので、ホームの皆さんと勝利を絶対に勝ち取りたかった。日程的にも(ホーム)ラストの可能性が高いので。ホームで勝っていい流れを持って、またチーム一丸となって挑んでいきたい」と意気込みを語った。

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