[11.24 欧州CL第4節 レンヌ1-2チェルシー]

　UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループリーグ第4節が24日に各地で行われた。グループE首位のチェルシー(イングランド)は敵地で4位レンヌ(フランス)と対戦し、2-1で勝利。3連勝を飾り、2試合を残して2年連続の決勝トーナメント進出を決めた。

　4日に開催された前回対戦の第3節は、チェルシーがレンヌに3-0で快勝。グループリーグ突破に王手をかけていたチェルシーが今節も先にスコアを動かした。

　前半22分、MFメイソン・マウントが自陣でボールを奪い、素早く前線にロングパス。スピードに乗って抜け出したFWカラム・ハドソン・オドイがGKアルフレッド・ゴミスとの1対1から右足で流し込み、先制ゴールを挙げた。

　そのまま1-0で折り返したチェルシーだったが、追加点を奪えずにいると、後半40分にレンヌの右CKからFWセル・ギラシに頭で豪快に叩き込まれる。それでも同アディショナルタイム1分、途中出場のFWオリビエ・ジルーがチームを救った。

　カウンターからMFハキム・ジイェクが右から中央へとドリブルで切れ込み、PA内左にラストパス。FWティモ・ベルナーが右足で打ったシュートは飛び出したGKゴミスに阻まれるが、高く上がったボールにPA内中央のジルがヘディングで合わせ、ネットを揺らした。

　高いジャンプで相手に競り勝ち、体勢を立て直したGKゴミスとカバーに入った2人のDFがゴール前をふさぐ中で決めた見事なゴール。欧州サッカー連盟(UEFA)公式サイトでは、チェルシーレポーターのジョン・フィップス氏が「あの位置から、あんなに多くのDFが周りにいて、100回に1回くらいのゴールだろう。ジルの跳躍力、ヘディングのパワー、何もかも素晴らしかった。見事だ」と称賛した。

　ジルのヘディング弾が決勝点となり、チェルシーが2015年12月以来の欧州CL3連勝。昨季に続いてグループリーグ突破を決めた。また、他会場では2位セビージャ(スペイン)も3位クラスノダール(ロシア)を2-1で下し、チェルシーとともに決勝トーナメント進出を果たしている。

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