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地を這うミドル弾炸裂! 大分から五輪代表狙うDF岩田「クロスだけじゃなくシュートも怖い選手に」

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同点のミドルシュートを決めた大分トリニータDF岩田智輝

[12.9 第27節延期分 柏1-1大分 三協F柏]

 地を這うような弾丸ミドルシュートで勝ち点1をもたらした。終盤の同点ゴールを沈めた大分トリニータDF岩田智輝は試合後のオンライン取材で「前にスペースがあったし、誰かに当たって事故的に入ってもいいと思い、あそこに打ったら入った。ラッキーだった」と笑顔を見せた。

 0-1で迎えた後半39分、大分に待望の1点が入った。途中出場で迫力を見せたMF町田也真人とMF小林裕紀がつないだボールをFW高澤優也がワンタッチで落とすと、右ストッパーの位置から攻め上がっていた岩田は迷わず右足を一閃。ボールは低い弾道で転がりながらも勢いを失わず、ゴール左隅にまっすぐ突き刺さった。

 試合前、片野坂知宏監督は選手たちに「ゴール前では思い切って大胆にチャレンジして欲しいと」伝えていたという。試合後、「ゴール前で打てるチャンスがあったら打ったほうがいい。それを体現できて良かった」と語った岩田について指揮官は「狙いがある中でも自分で点をとりにいく姿勢を見せてくれた」と称えた。

 東京五輪代表ではサイドバックも担う岩田にとって、シュートレンジの長さが備わればさらに大きな武器となるはずだ。「あそこからシュートがあると思わせられれば、相手も食いついてきて、そこのスペースが空く」と狙いを語った22歳は「クロスだけじゃなくシュートも怖さがあるという選手になっていきたい」と前を見据えた。

(取材・文 竹内達也)
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