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11月に急逝のマラドーナ氏が紙幣に?母国アルゼンチンの上院議員が提案

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 アルゼンチンの上院議員が11月に急逝したディエゴ・マラドーナ氏の肖像を紙幣に入れることを提案した。イギリス『BBC』などが伝えた。

 11月25日、フットボール界とアルゼンチンのレジェンドであるマラドーナ氏が心臓発作により60歳で他界した。歴代最高選手の1人とも称賛される同氏の死を受け、アルゼンチン代表のリオネル・メッシは同氏が所属し、自身の古巣でもあるニューウェルズ・オールドボーイズのユニフォームを着用したり、他のフットボール関係者も哀悼の意を表していた。

 そんな中、母国アルゼンチンでは、1986年ワールドカップ制覇に同国を導いたマラドーナ氏への敬意を表すために、上院議員のノルマ・ドゥランゴ氏が国の最高額紙幣1000ペソ(約1300円)に同氏の肖像を取り入れることを議会に提案。アルゼンチン『La Nacion』によると、一面にはマラドーナ氏の肖像、もう一面には1986年6月22日のイングランド戦のゴールが描写されるようだ。

 ドゥランゴ氏は「この考えは私たちの最も重要なアイドルを称えるためだけではなく、経済面を考慮したもの。旅行者がこの国に来たとき、彼らはマラドーナを持って帰りたいという考えになると予想している」と今回の提案に至った理由を明かした。なお、最終的な決定権を持つのは議会であり、早ければ来年初めに結論が出るようだ。

 1986年のメキシコ・ワールドカップ準々決勝のイングランド戦でマラドーナ氏は“神の手”と呼ばれるゴールと、“世紀のゴール”と称賛される伝説の5人抜きにから得点を挙げて2-1の勝利に貢献した。今回、紙幣に取り入れようとされているのは2点目のシーンになるようだ。
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