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[Blue WaveU-16フェスティバル]神村学園MF笠置潤「武器をたくさん持った、弱点のない選手に」

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神村学園高MF笠置潤

 11月28日と29日に熊本・大津町運動公園でBlue WaveU-16フェスティバルが開催された。強豪校で来年、再来年の活躍を目指す1年生たちが出場。昨年の国体に中学3年生で出場し、技術力やサッカーIQ、対応力の高さを示した注目1年生、神村学園高MF笠置潤(重富中出身)が、高校1年目や今後への意気込みについて語った。

―1年生チームにいるのは、悔しい部分もある。
「(鹿児島県選抜で中学生トリオとして活躍したMF大迫塁とFW福田師王の)2人がトップチームのスタメンで、代表チームの中心でやっている中で、自分もという気持ちがあるんですけれども、高校に入ってメンタル面だったり、自分のフィジカル面がまだ足りないと実感しています」

―今日はボランチやCBとしてプレーしていた。
「1年生ではCBやボランチなど色々なところをやらせてもらっています」

―アピールして選手権メンバーに加わることができている。
「メンバーに入ることは嬉しいんですけれども、県大会では1試合も出られなくて、でも試合に出ることだけが全てではなくて、サポートすることもチームにとって必要だということを県大会で感じています」

―試合に出るために、どのようなところをより高めていきたい?
「可能性があるとしたら(スーパープリンスリーグ九州で出場した)SBかなと思っているので、まだ1か月近くある。最近チューブを使ったトレーニングをして身体を強化したり、ご飯を食べる量を増やしたりもしているので、もっと身体を作っていければ近づいていけると思います」

―成長したと感じている部分は?
「戦術理解のところは細かなことを毎日教えてもらって、これまでは考えられなかったようなサッカーの考え方ができるようになりました」

―対応力はあると思うが?
「今まで自分はサッカー理解力がある方だと思っていたんですけれども、神村へ行ってみたら自分よりも賢い人がいっぱいいて。特に今の3年生から学ぶことが多くてボールの持ち方だったり、色々なことを教えてもらいました。自分の中では試合に出れない悔しさも経験したけれど、精神的にも成長したかなと思います」

―ここからが勝負。
「今の一番の弱点がフィジカル面だと思っているので、そこを強化しながらもさらにパスとか戦術理解とか対応力とかどっちも伸ばして、選手権に出て成長したい」

―この3年間の目標について教えて下さい。
「3年間で自分よりも優れている人や凄い自分を持っている人がいっぱいいるのでそこをどんどん盗んでいって、武器をたくさん持った、弱点のない選手に成長して、自分は大学に行こうと思っているので大学ですぐ通用する選手にこの3年間でなっていきたいです」

(取材・文 吉田太郎)
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