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神戸悔しすぎる敗退…ただ酒井高徳も山口蛍も泣かされたVARに言い訳せず「しょうがない」「胸を張って帰りたい」

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[12.13 ACL準決勝 神戸1-2(延長)蔚山現代]

 悔しすぎる敗退だ。ヴィッセル神戸は延長戦の末に蔚山現代(韓国)に1-2で敗れ、日本勢として4年連続となる決勝進出を逃した。

 神戸は後半7分にCKのサインプレーからMF山口蛍が右足で流し込んで先制。さらに同30分、高い位置でボールを奪うと、MF安井拓也のシュートのこぼれ球をFW佐々木大樹が押し込んで、リードを2点に広げた。

 か、に思えたが、直後にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による確認が入り、流れの中で安井にファウルがあったとして取り消し。そして同36分、今度は蔚山がFWビヨルン・ヨハンセンにゴールが生まれる。最初は副審がオフサイドを指摘していたが、VARの介入により今度はゴールが認められた。

 2試合連続のPK戦決着かと思われた延長後半14分にはGK前川黛也とFWジュニオール・ネグランがエリア内で交錯。これで与えたPKをネグランに決められ、ついに逆転を許してしまう。右足負傷のために今大会初のベンチ外、スタンドから試合をみていたMFアンドレス・イニエスタもガックリとうなだれた。

 ただ結果について言い訳にする選手はいない。試合後のフラッシュインタビューに答えた山口は「単純に僕たちより蔚山の方が強かったということ。僕たちの今持てる力をすべて出せたと思うので、ここまで来れたことに誇りを持っていい。胸を張って帰りたい」と堂々と答える。

 試合後、zoomでの取材に対応したDF酒井高徳も「ひとつ言えることはチームとして出し切ったので、胸を張って帰りたい」と山口に同調。VARの判定については、「見慣れているもの。しょうがない。分からなかったところが醍醐味だったのかなと思うけど、世界のルールが変わってきて、確かにあったことが分かるのなら仕方がないこと。それも全部含めて今日の結果だと思います」と言い聞かせるようにして話した。

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