17日、国際サッカー連盟(FIFA)はスイスのチューリッヒにて、年間表彰式『ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ2020』を開催した。新型コロナウイルスの影響もあり、2020年はオンライン形式での授賞式というスタイルになった。

　男子の『The Best(ザ・ベスト)』こと最優秀選手賞はUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)、ブンデスリーガ、DFBポカール(ドイツ国内杯)とバイエルンを3冠に導いたロベルト・レバンドフスキで、初受賞。女子はリヨンの欧州CL5連覇に貢献したルーシー・ブロンズ(現マンチェスター・シティ)が初受賞となった。

　なお、女子の最優秀選手賞候補には熊谷紗希(リヨン)もノミネートされていたが、戴冠とはならなかった。

　最優秀GK賞も男女で欧州CL制覇に貢献したマヌエル・ノイアー、サラ・ブアディが選出された。

　最優秀監督賞には現行のプレミアリーグとなってから、初のリーグタイトルをリバプールにもたらしたユルゲン・クロップ監督。女子は2019年の女子ワールドカップ準優勝とオランダ代表を躍進させたサリナ・ウィッグマン監督が選ばれている。

以下が2020年ベストFIFAフットボールアワードの受賞者となる。

最優秀選手賞
男子:ロベルト・レバンドフスキ(バイエルン/ポーランド代表)
女子:ルーシー・ブロンズ(マンチェスター・C/イングランド代表)

最優秀監督賞
男子:ユルゲン・クロップ(リバプール)
女子:サリナ・ウィッグマン(オランダ代表)

最優秀GK賞
男子:マヌエル・ノイアー(バイエルン/ドイツ代表)
女子:サラ・ブアディ(リヨン/フランス代表)

プスカシュ賞
ソン・フンミン(トッテナム/韓国代表)

ファン賞
マリバルド・フランシスコ・ダ・シルバ(スポルチ・レシフェのサポーター)

フェアプレー賞
マッティア・アグネーゼ(オスペダレッティ/イタリア)

ベストイレブン男子
GK
アリソン・ベッカー(リバプール/ブラジル代表)
DF
トレント・アレクサンダー・アーノルド(リバプール/イングランド代表)
フィルヒル・ファン・ダイク(リバプール/オランダ代表)
セルヒオ・ラモス(レアル・マドリー/スペイン代表)
アルフォンソ・デイビス(バイエルン/カナダ代表)

MF
ヨシュア・キミッヒ(バイエルン/ドイツ代表)
ケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ/ベルギー代表)
チアゴ・アルカンタラ(リバプール/スペイン代表)

FW
ロベルト・レバンドフスキ(バイエルン/ポーランド代表)
リオネル・メッシ(バルセロナ/アルゼンチン代表)
クリスティアーノ・ロナウド(ユベントス/ポルトガル代表)

ベストイレブン女子
GK
クリスティーネ・エンドレル(パリSG/チリ代表)

DF
ミリー・ブライト(チェルシー/イングランド代表)
ルーシー・ブロンズ(マンチェスター・シティ/イングランド代表)
ワンディ・ルナール(リヨン/フランス代表)

MF
バルボサ・ボナンセア(ユベントス/イタリア代表)
ベロニカ・ボケーテ(ミラン/元スペイン代表)
デルフィーヌ・カスカリーノ(リヨン/フランス代表)

FW
ペルニレ・ハルダー(チェルシー/デンマーク代表)
トビン・ヒース(マンチェスター・ユナイテッド/アメリカ代表)
フィフィアネ・ミデマー(アーセナル/オランダ代表)
ミーガン・ラピノー(レインFC/アメリカ代表)