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カッサーノがコンテ率いる古巣に皮肉「このインテルはビッグクラブではない」

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アントニオ・カッサーノ氏が古巣に皮肉

 元イタリア代表FWのアントニオ・カッサーノ氏がTwitch(ツイッチ)上でクリスティアン・ビエリ氏と対談し、古巣インテルに苦言を呈した。イタリア紙『トゥット・スポルト』が17日、伝えている。

 現役時代は悪童として知られ、引退後も歯に衣着せぬ発言で人気のカッサーノ氏。自身の古巣であるインテルに言及すると、16日のナポリ戦(1-0でインテルが勝利)を振り返り、アントニオ・コンテ監督に皮肉を述べた。

「コンテは『哲学がない』と言われれば腹を立て、『インテルが苦戦した』と言われれば、『結果が重要だ』などと反論する。彼に質問をしても別のことを答えるし、矛盾している。俺はインテリスタなので言いたくはないが、このインテルはビッグクラブではないという結論に達する。なぜかって?偉大なチームなら10対11になれば試合を決められる。2点目、3点目、4点目を狙って攻撃を仕掛け、相手はボールを奪うことができなくなるはずなんだ」

「ところが5-4-1にして、コンテは何と言ったか?『シュートを打たせず、試合を終えたかった』と。インテルはこんな考えだから、フランスやドイツで3位や4位のチームと戦って勝つことができない。もしくはものすごく苦労するんだろう。コンテは自分のチームが偉大であることを自覚すべき。そして正々堂々と試合に臨む勇気を持つべきだ。言い訳はもういい。数的有利にありながら4失点するところだったよ。ボールを回して試合を支配し、攻撃し続けて試合終了を待たなければならなかった。俺の考えではあるが、ビッグクラブとはそういうチームだと思う」

 続いてカッサーノ氏は、主審に対して「バカ野郎」と発言したために退場処分を受けたナポリ主将FWロレンツォ・インシーニェに同情した。

「俺が『バカ野郎』と言って退場処分を受けたのは1度しかない。2008年に主審の顔をめがけてユニフォームを投げつけた時だよ。俺はいろんなことを言ってきたが、追い出されはしなかった。怒りっぽい審判もいたが、当時は大体、賢い審判に恵まれていたよ」

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