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関西全勝Vの東山は全国4位。細部を改善し、上手く行かない試合でも勝ち切る力を

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関西U-16リーグを全勝優勝した東山高は悔しい全国4位に

[12.21 ミズノチャンピオンシップU-16 3位決定戦 東山高 0-1 東福岡高 時之栖うさぎ島G]

「関西U-16~Groeien~」のG1リーグを9戦全勝、30得点3失点という圧倒的な成績を残して全国に乗り込んできた東山高(京都)は4位。U-16日本一を目標に掲げていただけに、選手たちにとっては悔しい結果となった。

 元京都DFの福重良一監督は「関西第1代表としてルーキー優勝を目指していました。自分たちのサッカーが出来ない時に粘り強く戦えなかった」と指摘。黒星スタートから予選リーグを突破するなど自力を示したものの、思い通りに行かない試合で勝ち切る力が足りなかった。

 この日も関西得点王のFW阪田澪哉と同2位のFW北村圭司朗の2トップや10番MF真田蓮司を中心に攻め、交代出場の選手を含めてチャンスを作り出していた。だが、ショートカウンター、サイド攻撃からラストパスまでは持ち込みながらも、ゴール前の精度を欠くなど無得点。セットプレーの流れから喫した1点を奪い返すことができなかった。

 関西では上手く行っていたことが、全国では封じられ、ミスが失点に直結。真田は「ちょっとしたミスとか、簡単なミスでゴール決められるんで、すぐに。そういうところを普段の練習からもっと突き詰めてやっていかないといけない」と改善することを誓っていた。

 真田と阪田、GK佐藤瑞起、CB新谷陸斗はAチームの選手権京都府予選決勝で先発出場。期待の世代はDFの準備や球際の部分など差となった部分を突き詰めて、日本一に再挑戦する。

(取材・文 吉田太郎)
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