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「うちの武器は松木だけでなく…」松木玖生と2シャドー組む青森山田MF安斎颯馬がスーパーゴール

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青森山田は後半10分、MF安斎颯馬が追加点を決める(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[1.2 選手権2回戦 広島皆実高 0-2 青森山田高 駒沢]

 学校関係者らのみに開放されたスタンドの観客をうならせた。青森山田高(青森)は1-0の後半10分、右サイドで縦パスを受けたMF安斎颯馬(3年)がドリブルで縦に仕掛ける。深い切り返しでDF大越太朗(3年)のスライディングタックルをかわすと、カバーに戻ってきたMF二井田樹(3年)も再び切り返してかわし、2人の間を突破。PA内右の角度のない位置から右足を振り抜き、弾丸シュートをゴール左上隅に突き刺した。

 MF松木玖生(2年)と2シャドーを組む“ダブルエース”の一人が叩き込んだスーパーゴール。これには「うちの武器は松木だけでなく、松木と安斎という2人の連係」と話す黒田剛監督も「素晴らしいシュートだった」と脱帽した。

 スーパープリンスリーグ東北の得点王が見せた圧巻プレー。優勝候補筆頭として注目も警戒もされる中、難しい初戦で松木と安斎の2人がそろってゴールを決めたこともチームを勢い付けそうだ。「エースの2人が点を決めてくれて、そこから守備も良くなった」。そう指摘するDF藤原優大主将(3年、浦和内定)は「徐々にチームとして選手権の舞台にも慣れて、次の試合につなげられたかなと思う」と手応えを口にした。

(取材・文 西山紘平)

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