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[MOM3362]富山一FW吉倉昇空(3年)_前回大会は3戦不発「絶対に決めたいと思っていた」10番が全国初弾

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富山一高のFW吉倉昇空(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.2 選手権2回戦 富山一高 2-1 日本文理大附高 等々力]

 「今日はあまり自分の良さが出せなかった」と自己評価こそ低かったが、エースの仕事はしっかり果たした。

 富山一高のFW吉倉昇空(3年)は前半6分、DF女川陽生(3年)からのロングスローを頭でそらし、ペナルティエリア内で相手のハンドを誘うと、そこで獲得したPKを見事に成功。3試合に出場した前回大会で奪えなかった大会初ゴールをようやく記録した。

 毎日の練習前に続けてきた30分間のシュート練習が大舞台で実った。「絶対に点数を決めたいと思っていた。ずっとシュート練習をしてきて、それが上手く結果になったのかなと思っている」。前日1日にはPK練習も行っていたといい、相手GKにコースを読まれながらも精度とスピードで上回った。

 もっとも、自身のパフォーマンスには満足していない様子だ。連戦となる3日の神村学園戦に照準を合わせる吉倉は「今日の試合はあまり自分の良さが出せなかったので、明日はボールキープや前を向いたときのシュートやパスといった自分の良さを出せるようにしたい」と意気込みを語った。

(取材・文 竹内達也)

●【特設】高校選手権2020

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