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[MOM3374]青森山田DF内田陽介(3年)_敵将も「勝敗を分けた」と脱帽、驚異のロングスローで3ゴール演出

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ロングスローから3ゴールを演出した青森山田DF内田陽介(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.3 選手権3回戦 帝京大可児高 2-4 青森山田高 駒沢]

 分かっていても止められない。青森山田高(青森)のDF内田陽介(3年)が得意のロングスローで3ゴールを演出した。「ロングスローでターゲットになるのは(タビナス・)ポールと(藤原)優大。その頭に合わせることを意識している」。同点ゴールはその言葉通りの“一投”だった。

 前半7分に先制を許す展開の中、前半13分、左サイドから内田が放り込んだロングスローにDF藤原優大主将(3年、浦和内定)がニアで合わせ、逆サイドへヘディングシュートを流し込んだ。

 値千金の同点ゴールについて藤原は「後ろにそらしたボールに選手が勢いよく飛び込んでゴールというのがロングスローの得点パターン。(逆サイドの)ポストを目がけてそらしたイメージ」と振り返る。前半39分の逆転弾も、後半20分の追加点も内田のロングスローから。計3ゴールが内田の“両腕”から生まれた。

 準優勝した前回大会も2年生でレギュラーだった内田。当時も同じく3回戦の富山一戦でロングスローから先制点を演出したが、「飛距離は去年から変わってないと思うけど、ボールの質だったり、スピードは変わってきたと思う」と、1年間の“成長”も口にする。

 帝京大可児の仲井正剛監督は青森山田のロングスローに対し「当然、警戒していたし、ビデオを見てできる限りの最良の対策をした」が、止め切れなかった。「まずはスローインを投げさせないような守り方をやっていこうとしたが、相手の圧力が強くて、スローインの回数が増えたことがこの試合の勝敗を分けたかなと思う」。試合の流れも展開も無効化するセットプレー。青森山田が誇る“飛び道具”は今年も健在だ。

(取材・文 西山紘平)

●【特設】高校選手権2020

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