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長谷部誠のMF起用で出場機会減少…ローデ「監督は何かを変えなければいけない理由がない」

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フランクフルトMFセバスティアン・ローデが自身の状況について語った

 フランクフルトMFセバスティアン・ローデがドイツ『シュポルト1』のインタビューで自身の状況などについて語る際、長谷部誠らについても触れた。

 現在30歳のローデはここ最近出場機会が減少。先月2日に行われた警告累積により出場停止となったブンデスリーガ第14節レバークーゼン戦以降、ひざの問題で第16節シャルケ戦、第17節フライブルク戦は欠場を強いられたが、直近の第19節ヘルタ・ベルリン戦を含めたそのほかのリーグ戦3試合はそれぞれベンチスタートとなっている。

 通常、ケガさえなければピッチに立ち続けていたローデだが、現在の出場減はアディ・ヒュッター監督が長谷部をジブリル・ソウとともにMF起用し始めたタイミングと一致。インタビューでは、3-1で制したヘルタ戦で勝ち越しゴールに関与したことで「監督に向けてアピールできたと思うか」と問われると、現状を前向きに受け止めている様子でこのように返答した。

「マコト・ハセベとジブリル・ソウは最近素晴らしいプレーをしている。なので監督は特別何かを変えなければいけない理由がなかった。僕は今までどおりトレーニングや試合に取り組み、100パーセントの状態を取り戻すように頑張るしかない。それに、彼ら(長谷部とソウ)は2人ともイエローカードが4枚なので、次のチャンスが必ず訪れるよ」

 先月には長年キャプテンを務めていたダビド・アブラハムが退団。フランクフルト近郊出身で2010~14年同クラブでプレーし、バイエルン、ドルトムントを経て19年1月に復帰したローデも次期主将候補の1人と見られるが、それについては「キャプテンシーは、争うような競争だとは考えていない」と強調しつつ次のように続けている。

「自分のことは経験豊富な選手だと思うし、監督も計算に入れることができる選手と考えているだろう。ハセベはこの間、キャプテンとしてすごく上手くやっているね。(マルティン)ヒンターエッガーも良い仕事をしている。キャプテンマークが負担とならず選手に勢いを与える限り、誰が巻いても良いと考えているんだ」

「この地域が地元で、長い年月にわたってアドラーのマーク(クラブシンボルのワシ)をつけてきた自分にとってキャプテンシーはもちろん特別な名誉ではある。ただ、チームメイトがキャプテンマークを巻くことになったとしても、悲しんだり、腹を立てたり、悔しがることなんて一切ない。自分は重要な選手としての自覚があり、誰が選ばれようとフルスロットルで頑張っていくつもりだよ」

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