beacon

エバートンが120分間壮絶打ち合いを制してFA杯8強! トッテナムは2度追いつくも…5失点目で力尽きる

このエントリーをはてなブックマークに追加

エバートンが打ち合いを制してベスト8進出

 FAカップは10日、5回戦2日目で4試合を行った。マンチェスター・シティシェフィールド・ユナイテッドレスター・シティエバートンが8強入りを決めた。

 エバートンとトッテナムの対戦は壮絶な打ち合いに。先制はトッテナム。FWソン・フンミンの左CKをDFダビンソン・サンチェスが頭で合わせ、ゴールネットを揺らす。しかしエバートンは同36分に敵陣でボールを奪い、FWドミニク・カルバート・ルーウィンがすさかず同点ゴールを決める。

 その後はホームのエバートンが得点を重ねる。同点ゴールから2分後、中盤からの縦パスをルーウィンがヒールキックで流し、最後はFWリシャルリソンが右足シュートで試合をひっくり返す。さらに同42分にはルーウィンがMFピエール・エミル・ホイビュアに倒されてPK獲得。MFギルフィ・シグルズソンが冷静に決め切り、3-1と点差を広げた。

 しかし、トッテナムも前半終了間際に1点を返す。中盤からボールを運ぶFWエリク・ラメラがソン・フンミンとのワンツーパスからPA内に入り、左足シュート。2-3と1点差に詰め寄り、試合は後半に折り返した。

 トッテナムは後半8分、FWスティーブン・ベルフワインに代えて温存していたFWハリー・ケインを投入。すると同12分、ソン・フンミンの左CKをニアサイドのDFトビー・アルデルヴァイレルトが頭で合わせる。GKロビン・オルセンに阻まれるも、D・サンチェスが倒れながらボールを押し込み、3-3と試合を振り出しに戻した。

 だが、打ち合いは終わらない。エバートンは後半23分、シグルドソンのラストパスから抜け出したリシャルリソンがPA左から左足シュートでゴールに叩き込む。しかしトッテナムも同38分、左CKの混戦からボールを収めたソン・フンミンが、左サイドからファーサイドにクロス。待ち構えたケインがダイビングヘッドで押し込み、再び4-4の同点になった。

 90分間で決着はつかず、試合は延長戦に突入。エバートンが延長前半7分に再び均衡を破る。シグルドソンの柔らかい浮き球パスにMFベルナルジが反応。最後はPA左から左足を振り抜き、5-4と勝ち越しに成功した。

 試合はそのまま終了し、エバートンが8強進出決定。トッテナムは2度リードから追いつくも、5失点で屈した。

 FA杯は10日に4試合を行っており、好調のマンチェスター・Cがスウォンジー(2部)を3-1で撃破。レスターがブライトンを1-0で、シェフィールド・Uがブリストル・シティ(2部)を1-0で破り、準々決勝進出を決めている。11日には5回戦3日目を行い、ウォルバーハンプトンとFW南野拓実が所属するサウサンプトン、バーンズリー(2部)とチェルシーが対戦する。

●プレミアリーグ2020-21特集
●FA杯2020-21特集

TOP