23日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦第1戦でアトレティコ・マドリー(スペイン)と対戦したチェルシー(イングランド)は1-0の完封勝利を収めた。

　敵地での貴重な勝利をもたらしたのはFWオリビエ・ジルーだった。この試合、唯一の得点が生まれたのは後半24分。左サイドからDFマルコス・アロンソが送ったクロスの流れから、アトレティコDFDFマリオ・エルモソのクリアが中途半端になると、浮き球の落下点に入ったジルがバイシクル。鮮やかに左足で捉えたボールはゴールネットを揺らした。

　一度はオフサイドの判定となったものの、VARが介入した結果、ゴールが認められ、チェルシーが1-0の完封勝利で先勝することになった。

　チームを率いるトーマス・トゥヘル監督は、34歳を迎えたベテランストライカーを称賛。英『スカイスポーツ』が指揮官のコメントを紹介している。

「彼の日々の姿勢を見ていれば、驚くことは何もないよ。彼は完全にフィットしていて、フィジカルも最高レベルにある。精神的にも、このレベルでプロサッカー選手でいることを毎日楽しんでいるように感じるし、そのレベルの高さが彼には必要なんだ」

「彼は20歳のようにトレーニングしているよ。トレーニング中の真剣さと楽しさがうまくミックスされているんだ。常にポジティブだし、それがチームに大きな影響を与えている」

　ジルの一発で敵地で貴重な勝利を収めたチェルシー。ホームで開催される第2戦は3月17日に行われる予定だ。

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