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浦和の39歳MF阿部勇樹がJ1最多23シーズン出場。「端数を切れば30歳」と今季に手ごたえ

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先制点を決めて右手でガッツポーズを作る浦和レッズMF阿部勇樹

[2.27 J1リーグ第1節 浦和 1-1 FC東京 埼玉]

 浦和レッズにはやはりこの男が必要だ。昨季のルヴァンカップ王者・FC東京を相手に主導権を握りながらも点が入らず、0-0で迎えていた後半29分。均衡を破る一撃を見舞ったのは、4年ぶりにチームキャプテンに復帰した39歳のMF阿部勇樹だった。

 新加入のMF小泉佳穂が蹴った右CKを同じく新加入のMF明本考浩がニアで触り、DF槙野智章が倒れ込みながらシュート。相手GKがはじいたこぼれ球にすかさず反応したのが阿部だった。

 リーグ戦のゴールは18年8月19日の第23節清水戦(3-3)以来、2年半ぶり。埼スタでのリーグ戦ゴールは、キャプテンを務めていた17年7月9日の第18節新潟戦(2-1)以来といううれしい先制点だった。

 勝利を目前にした後半41分に同点弾を決められて引き分けに終わったため、「勝たないと良いスタートとは言いづらい」と悔しさをにじませた姿はいかにも阿部らしい。ただ、今季はリカルド・ロドリゲス新監督を迎え、先発11人中3人がJ1初経験の新加入選手という“発展途上チーム”。就任4年目の長谷川健太監督が率いるFC東京に互角以上の試合をしたことには素直に表情がほころんだ。

「リカルド・ロドリゲス新監督に代わって最初の開幕戦だったので、自分たちのやってきたことをピッチの上で出そうと思った。出せたシーンが多くあった」

 FC東京戦に出場したことで、GK楢崎正剛、MF遠藤保仁、GK曽ケ端準の同22シーズンを超え、歴代最多となる23シーズン目のJ1ピッチとなった。16歳333日で迎えた98年8月5日に市原(現千葉)の一員としてJリーグデビューしてから23年。イングランドのレスターでプレーした11年を除き、すべてJ1でのプレーだ。

 取材対応で「歴代最多」について質問を受けると、「それぐらいなんですね」と記録に関してはそっけなかったが、「家族の存在もありますし、応援してくださる方々の笑顔を見られるようにがんばりたいという気持ちが体を動かしてくれる」とパワーの源を明かした。「39歳なので端数を切り捨てると30歳。四捨五入すると逆ですが」と笑みを浮かべるベテランが浦和を引っ張る。

(取材・文 矢内由美子)
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