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徳島MF藤田譲瑠チマが感じた川崎Fの凄さ「寄せる前に…気持ち悪かった」

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新加入もボランチの定位置をつかむ19歳MF藤田譲瑠チマ

[3.10 J1第3節 川崎F2-0徳島 等々力]

 昇格組の徳島ヴォルティスは昨季J1王者に0-2で敗れ、今季初黒星を喫した。ダニエル・ポヤトス監督に代わって指揮を執る甲本偉嗣ヘッドコーチは「川崎Fさんの切り替えからのプレッシャー、前に押し出す力は他チームに比べても速い。対策していたが、それをスタートから出せなかった」と振り返った。

 90分間のシュート数は2対18。特に立ち上がりは相手の圧力に飲み込まれ、前半のシュート数は0本だった。新加入の19歳ボランチMF藤田譲瑠チマは「前半のはじめは自分たちのサッカーができなかった。距離感が悪かったし、すべてに対して受け身になってしまった」と反省し、川崎F戦で感じた課題を語った。

「自分たちはボールを持ちたいチームなので、そういう部分で見たら川崎Fのサッカーの方が距離感が良かったし、パススピードもテンポも速かった。守備をしている感覚では、自分が相手に寄せる前に違うところにボールがある感覚で気持ち悪かったし、やりにくかった。自分たちもそういったところを参考にすれば効率よく攻撃が出来て、点も取れるようになると思う」

 立て直した後半は3点目を目指す相手にゴールを許さず、藤田自身が奪い返して自らシュートに持ち込むなど押し返す時間帯もあった。「攻撃時は距離感、速くパスコースを作って準備することだったり、守備ではスライドするところを意識できた」と、試合の中で修正に成功。王者との対戦を糧に、13日の次節、同じく昇格組の福岡戦で今季初勝利を目指す。

(取材・文 佐藤亜希子)
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