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[中国新人]強さと速さ併せ持つ瀬戸内のフロントスリー、FW梁俊虎主将は決勝でのゴール誓う

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瀬戸内高の左FW梁俊虎主将は田中監督も認める人間性と攻撃力の持ち主

[3.14 中国高校新人大会準決勝 瀬戸内高 1-1(PK8-7)米子北高]

 強力3トップが、中国高校新人大会決勝でゴールを奪う。今年の瀬戸内高(広島)の強みとなっているのが、CF風呂迫恵人(2年=青崎FC出身)、右FW佐野竜眞(2年=兵庫FC出身)、左FW梁俊虎主将(2年=シーガル広島出身)の3トップだ。

 田中健二郎監督は、「今年は強さと速さがフロントスリーはあるので、中盤のIQある選手たちと上手く組み合わせてやりたい」と語っていたが、米子北高(鳥取)戦でも強靭でキープ力秀でた180cmFW風呂迫といずれもスピードと切れ味備えた佐野、梁の3人がチャンスを連発していた。

 梁は「自分もこの3枚は3人とも得点取れるし、アシストもできるし、3人お互いが信頼して良い状況でできていると思っています」と自信のコメント。チームメートからの信頼を受ける3人がそれぞれの特長を出しながら相手を押し込み、ゴールを生み出している。

 主将の梁は、田中監督が「中で監督代わりです」と人間性を賞賛するプレーヤー。リーダーとしてチームを引っ張るサイドアタッカーは縦への仕掛け、相手のポケット攻略を常に狙っている。今大会はアシストも記録しているが、一方で梁と佐野は未だ無得点(風呂迫は2得点)。それだけに、「明日こそは点取ります」と宣言していた。

 入学直前の18年度選手権で先輩たちが全国3位に入ったことは、梁にとっても刺激になっている。「先輩たちが頑張っているのを見て自分も嬉しかったですし、本当に結果を越えて全国優勝できたら一番良いですし、そこは目標にしてやっています」と語る主将が、まずはチームメートとともに中国タイトルを獲得する。

(取材・文 吉田太郎)

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