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Jリーグから“中堅年代”8選手が初招集!! 森保監督「なぜ彼らを招集したかというと…」

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 日本代表森保一監督が18日、オンラインで記者会見を行い、25日の国際親善試合・韓国戦(日産ス)、30日のW杯アジア2次予選・モンゴル戦(フクアリ)に臨む日本代表メンバー23人を発表した。MF坂元達裕(C大阪)ら8人がA代表初招集。森保ジャパン初選出は10人に上り、顔ぶれが大きく入れ替わった。

 こうしたメンバー編成に至った要因としては、各国・各地域の検疫措置などの影響で欧州組の招集に制限がかかったことが挙げられる。反町康治技術委員長は会見で「国内もしくは海外で、怪我であるとか、コロナの関係で招集を見送った選手が何人かいることは間違いない」と説明。選手名を挙げることは避けたが、常連メンバー数選手が選ばれなかった理由をほのめかした。

 また五輪世代からはDF冨安健洋(ボローニャ)のみが選出されており、昨年秋の欧州遠征メンバーだったMF久保建英(ヘタフェ)、MF堂安律(ビーレフェルト)、MF中山雄太(ズウォレ)らが招集されず。森保監督は「東京五輪世代の選手たちは基本的にはアルゼンチン戦に回ってもらい、勝利を目指して戦ってもらう」と語っており、彼らは招集制限の対象にならなければU-24アルゼンチン戦2試合を控えるU-24日本代表活動に参加する見込みとなっている。

 こうして代役に選ばれたのが、GK前川黛也(神戸)、DF山根視来(川崎F)、DF中谷進之介(名古屋)、DF小川諒也(FC東京)、MF江坂任(柏)、MF原川力(C大阪)、MF川辺駿(広島)、坂元の初招集8選手と、森保ジャパン初選出のGK西川周作(浦和)とDF松原健(横浜FM)だ。

 森保監督は会見で「なぜ彼らを招集したかというと、Jリーグで存在感を見せ、輝きを持つプレーをしてくれているおり、スカウトの中でチーム編成をした時、彼らの力を借りてチーム編成をする、韓国戦とモンゴル戦に勝利できる戦力だということで選ばせていただいた」と理由を説明。「一人一人がスペシャルな特長、武器を持っている。個々の局面を打開でき、所属チームでも見せてもらっているように組織の一選手としても連係連動できる」と実力に太鼓判を押した。

 加えて「代表初招集の選手たちは経験値が浅いこともあるが、代表の活動を通して刺激を持ってもらい、短期間で成長をしてもらいたい」と期待し、「またチームに帰ってから、代表での経験が彼らの日常でのレベルアップにつながれば嬉しいし、戻ったチーム全体が代表で刺激を受けた選手によって活性化されること、Jリーグの試合全体が盛り上がることを期待している」と二次的な効果への展望も語った。

 なお、森保体制下で新たに選出された10選手のうち、34歳のGK西川を除けば全員が24〜28歳。ベテランと言える年齢でもなく、五輪世代の若手でもないという共通点がある。これは19年11月のキリンチャレンジ杯ベネズエラ戦に向け、DF進藤亮佑(札幌)、DF荒木隼人(広島)、FWオナイウ阿道(大分)、古橋を招集した際にも見られた構成だ。

 森保監督はこうした中堅選手を選出した理由について「われわれのチームづくりの考え方として、戦力の幅を広げながら、底上げをしながら、その時々の最強のチーム、ベストなチームを作っていく。そしてこの先の最終目標に向けて強いチームを作ろうと考えている」と説明。「経験の浅い選手たちに代表での経験をしてもらうことでレベルアップにつなげ、チーム強化につなげられると考えている」と意図を明かす。

 その一方、ベテラン選手を構想外にしているわけではないという。今季のJ1リーグで得点を量産しているFW大久保嘉人(C大阪)の名も向けられた指揮官は「ベテランの選手は必要ないかというとそうではない。彼らはすでにたくさんの経験をしているし、招集したことがない選手でもこれくらいやってくれるという計算ができるので、違う選択をさせてもらっている」と強調した。

(取材・文 竹内達也)
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