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EL逆転敗退のトッテナム…モウリーニョは相手の“勝利への姿勢”を称える「あれがプロフェッショナルだ」

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ジョゼ・モウリーニョ監督が試合を振り返る

 トッテナムは18日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント2回戦第2戦を行い、ディナモ・ザグレブ(クロアチア)に0-3で敗戦。第1戦は2-0で勝利していたが、2試合合計2-3でベスト8進出を逃した。ジョゼ・モウリーニョ監督は試合後、英『BTスポーツ』のインタビューに不満を吐き出している。

 トッテナムは11日、本拠地での第1戦をFWハリー・ケインの2得点で勝利。しかし、18日の敵地での第2戦で試合をひっくり返された。後半17分、38分とFWミスラフ・オルシッチに失点を喫し、2試合合計で2-2と追いつかれる。すると、延長後半1分にオルシッチにハットトリックとなる逆転弾を決められ、2試合合計で2-3とリードを許した。残り時間で追いつくことはできず、トッテナムは無念の2回戦敗退となった。

 試合後、モウリーニョ監督は勝者のロッカールームを訪れており、拍手でその労をねぎらった。「私は相手選手たちを称賛しなければならない」と語り、「彼らは汗、エネルギー、血、そしてゲームの終わりには幸福の涙もピッチに残した」と称えた。

 一方で、自らの選手たちへは厳しい言葉をかける。

「私のチームは、選手が重要な試合でプレーをしているようには見えなかった。私は、自分のキャリアと仕事への敬意を持っている。すべての試合が重要な試合だ。自宅で観戦しているすべてのトッテナムファンにとってもすべての試合が重要だ。もっと違う姿勢で臨むべきだったと私は思う」

「悲しいというだけでは不十分だね。私は悲しみよりはるかに大きなものを感じている。ディナモのロッカールームで彼らを褒め称えたとき、自分のチームではないチームが良い姿勢で勝利を収めたことをとても残念に思ってしまった」

「サッカーは、自分がほかの選手より才能があると思っている選手だけのものではない。選手たちは、2失点目を喫したときに危険な状態だと気付いた。試合前にはこの試合も勝つ姿勢で臨むように言ったんだが。引き分けや0-1、1-2の敗戦でも突破できるという感覚をやめるように選手たちには伝えていた」

「ディナモの姿勢は、謙虚であり、勝利への欲求を持ち、モチベーションがあり、誇りを持っていた。私にとってのプロフェッショナルリズムはその姿勢から始まる。彼らはそれらすべてを兼ね備えてプレーをした。プロフェッショナルになるには、それらを毎日、すべての試合で毎分でも持っている必要がある。彼らはその姿勢で、私たちを打ち負かした」

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