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相模原J2初勝利、土壇場逆転劇の立役者は36歳藤本淳吾!!「Jrユースの子どもと一緒に喜べてよかった」

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相模原MF藤本淳吾が劇的な決勝ゴールで初勝利をもたらし、歓喜の輪が広がった

[3.21 J2第4節 相模原2-1大宮 ギオンス]

 SC相模原が記念すべきJ2初勝利を飾った。途中出場のMF藤本淳吾が劇的な決勝ゴールを挙げるなど左足で全2得点をもたらし、劇的な逆転劇の立役者になった。90+3分に土壇場で逆転ゴールをマークした藤本はボールボーイを務めた下部組織の子どもたちを呼び込み、大きな大きな歓喜の輪をつくり、「ジュニアユースの子どもたちとも一緒に喜べたのはすごくよかった」と価値ある一勝を喜んだ。

 0-1で迎えた後半39分、三浦文丈監督が藤本をピッチに送り込むと、この采配が的中した。「風上だったし、シュートを意識してゴールに向かっていくボールを味方に出すようにと(監督から)指示があった。一点負けていたけど、一点入れば勢いが出るのかなと思いました」と藤本。

 その言葉どおり、まずは開幕から無得点だった相模原に、名手がJ2初ゴールをもたらした。後半43分、右CKのチャンスに藤本が左足で回転をかけた鋭いボールを蹴り込むと、相手MFがクリアを試みたボールが左ポストを直撃。こぼれ球に詰めたMF平松宗が押し込み、試合を振り出しに戻した。開幕から無得点が続いた相模原にとって、待望のJ2初ゴールとなった。

 さらにドラマが待っていた。その5分後の後半アディショナルタイム3分だ。右サイドのロングスローから体を張ったFWユーリが落とすと、藤本がトラップから加速してPA内に侵入。「タイミングをずらして間で受ければ、ペナ角を割って入れると思っていた」。守備網を突破すると、左足シュートをファーポストに当ててネットを揺らし、一挙逆転に成功した。

「ネットに『点が取れていないのは相模原だけ』と書いてあったし、点が取れなかったり、勝てなかったりするとズルズルいっちゃうので、早めに勝ちたかった。クラブが求めていた勝ち点3を取れてよかった」。36歳の大ベテランが、初昇格の相模原に記念すべきJ2初勝利をもたらした。

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