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「フランチェスコ・トッティは引退後に指導者への転身を望んでいたが…」元ローマ会長が明かす

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 前ローマ会長のジェームズ・パロッタ氏が米メディア『The Athletic』のインタビューに応じ、クラブが輩出したレジェンドであるフランチェスコ・トッティ氏について言及した。

 トッティ氏は1989年にローマの下部組織に入団して以降、キャリアを通じてローマに忠誠を尽くし、2017年に現役を引退。その後も幹部としてクラブに残留してチームに貢献したが、首脳陣らとの衝突が報じられて2019年夏にトリゴリアを去った。

 元ローマ会長は、トッティ氏が現役を引退する前に第二のキャリアについて話し合いの場を設けていたことを振り返り、指導者への転身を検討していたトッティ氏に対し、幹部になるよう説得したことを明かした。

「彼は30年間ローマにいた。そして毎朝、起床するとトリゴリアに通う毎日だった。私は彼と話し合いを行い、引退後の人生で何をしたいかを尋ねた。それはローマにとっても彼にとっても難しい問いだった。トッティは指導者への転身を望んでいたが、指導者になるためには勉強する必要がある。週80時間も費やさなければならない。そういったことを理解しなければならないことを彼に伝えた。私にはなぜ彼が指導者になりたがっているのか分からなかった。そこで我々は彼のために教師たちを用意した。するとトッティは指導者としての道は合わないと、割とすぐに決断してくれた」

 トッティ氏や弟分で2019年にローマを退団したダニエレ・デ・ロッシは、本人らが望まぬ形で退団を強いられたとも過去に報じられた。パロッタ氏はこの点について弁明。「あらゆる時代を通じて最も重要なサッカー選手の中の2人である彼らがチームを去ることは、私にとって利益は一切なかった。チームにとって何が適切であるかを考えて行動しただけだ」と語った。

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