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開幕10戦無敗・名古屋を止めたのは鳥栖!! “823分間”J記録の堅守破って2ゴール

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最前線起用に応える得点を挙げたFW酒井宣福

[4.18 J1第10節 名古屋1-2鳥栖 豊スタ]

 J1リーグは18日、第10節を各地で行い、サガン鳥栖名古屋グランパスを2-1で破った。名古屋は第2節から続いていた無失点時間のJリーグ記録が9試合823分間でストップし、開幕11試合目で今季初黒星となった。

 ともに14日に前倒し開催された第18〜19節から中3日での一戦。ホームの名古屋は広島戦(○1-0)から4人を入れ替え、MF長澤和輝、MF阿部浩之、FW山崎凌吾、MF前田直輝が新たに入った。一方の鳥栖もG大阪戦(●0-1)から4人を変更。DF大畑歩夢、MF小屋松知哉、MF樋口雄太、FW酒井宣福が起用された。

 試合は前半6分、鳥栖が早々にスコアを動かした。左サイド起点の攻撃から大畑が裏へのスルーパスを送ると、これに反応した酒井がダイレクトのクロスを供給。ニアに走り込んだFW林大地がヘディングでねじ込んだ。名古屋は開幕節・福岡戦(△1-1)のオウンゴール以来10試合ぶりの失点。無失点試合、無失点時間のJリーグ記録がそれぞれストップした。

 その後もミドルゾーンに強固な守備ブロックを敷いた鳥栖が臨機応変な速攻から優勢を保つ。そして前半45分に先制点。樋口のFKからゴール前でのチャンスをつくり出すと、DF飯野七聖がヘディングでつなぎ、酒井の競り合いから混戦が生まれ、最後は相手のクリアボールを拾った酒井が豪快なミドルシュートを突き刺した。

 これで通算の失点数は名古屋、鳥栖ともに3で並んだ形。苦しくなった名古屋は後半開始時、阿部と長澤に代わってFW柿谷曜一朗とMF米本拓司を入れると、鳥栖もMF本田風智を下げてMF仙頭啓矢を起用し、システムを3-5-2から4-4-2に変更した。名古屋はさらに同9分、前田とDF宮原和也に代えてMF相馬勇紀とDF森下龍矢を投入した。

 その後は徐々に名古屋が両サイドを使って攻め込むことができるようになり、後半20分過ぎからは次々にチャンスを創出。だが、柿谷や米本のシュートが不発に終わり、追撃の1点は遠い。同40分、こぼれ球に反応したMF稲垣祥が完璧なミートのボレーシュートを突き刺すも、反撃はここまで。最後は耐えた鳥栖が勝ち点3を奪った。

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