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[関東]慶大唯一の未勝利も…怪我明けの山口内定MF橋本健人が2戦連発「厳しさを求めたい」

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[5.2 関東大学L1部第5節 明治大2-1慶應義塾大 味フィ西]

 慶應義塾大は明治大に1-2で逆転負けした。3連敗で唯一の開幕5戦勝ちなし。ただ浅海友峰監督は上位3チームとの連戦が続いたこともあり、「決して悲観することはない」と話すと、「5月の中旬以降が勝負だと思います」と巻き返しを誓った。

 攻撃の核であるMF橋本健人(4年=横浜FCユース/山口内定)の2試合連続ゴールで先制した。後半12分、左サイドでMF平田賢汰(4年=慶應義塾高)が粘って出したパスをエリア内で受けた橋本は、利き足とは逆の右足に持ち替えて素早く振り抜く。これがゴール右隅を突いた。

 だがチームは直後に同点被弾、さらに後半33分に逆転弾を浴びてしまう。「去年より自分たちがやりたいサッカーが出来ている」とサッカー面には手ごたえを話した橋本も、「勝つとなるともう一段階必要なものがある」と反省。「最終的にはゴールを取るスポーツ。結果に直結するところに厳しさを求めたい」と気を引き締めた。

 昨年5月にレノファ山口FCへの入団内定を発表した橋本は、特別指定選手として7月にJ2リーグ戦デビューを果たすと、トータル10試合に出場。平日は山口、週末は大学に戻って試合をするというハードな日程をこなした。

 ただやはり疲労は蓄積。気づかぬうちに体は悲鳴を上げていた。昨年11月にはグロインペイン症候群と診断され、何とかシーズンを戦い終えていたが、終盤は思うようなパフォーマンスを発揮することができなかった。

 それでもオフは再び山口と連携を取りながら、リハビリメニューを消化。キャンプにも参加し、主にリハビリ期間に充てたが、渡邉晋新監督の戦術理解にも努めた。そしてシーズン開幕後も帯同し、J2第3節の新潟戦では途中から出場。第4節の岡山戦ではフル出場を果たした。

 ただ昨年の反省から、今季は極力移動は控えようと話し合っているという。そのため、橋本自身は基本的には大学を優先したい考えでいる。何と言っても1分4敗と苦しい船出となった慶大にとって、橋本の復調が今季の命運を握っていると言っても過言ではない。

 各大学の橋本へのマークは厳しさを増している。しかしそれを上回ってこそだということも分かっている。しかし「僕はマークに付かれることが嫌じゃない」とキッパリ。「僕にマークがつく中で、ほかで数的優位が作れる。逆にそれを上回るくらいの能力がこれから先、Jリーグや海外に行く中で必要になると思っています」と力強く話した。

(取材・文 児玉幸洋)
●第95回関東大学L特集

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