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横浜FM天野純が今季初ゴール! “前半20分”投入から圧巻パフォ「もっと圧倒的な存在になりたい」

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横浜F・マリノスMF天野純

[5.9 J1第13節 横浜FM 2-0 神戸 日産ス]

 前半20分、MFマルコス・ジュニオールのアクシデントで早々の選手交代を強いられた横浜F・マリノスだったが、試合の主導権を譲ることはなかった。交代起用で流れを手繰り寄せたのは、ベンチスタートが続いていたMF天野純。投入2分後に美しい浮き球パスでファーストシュートを導くと、終わってみれば今季初ゴールをはじめ2得点に絡む大活躍を見せ、チームの4連勝に大きく貢献した。

 J1リーグ戦での先発はマルコス不在の3試合だけにとどまっていたが、早々とグループリーグ突破を決めたルヴァン杯では4試合2ゴールの活躍を見せていた天野。自身のパフォーマンスには手応えを感じているという。

「スタメンもサブもあるけど、自分の中では出たときにクオリティーを証明する作業だけにフォーカスしている。まずはサッカーを楽しもうというところで、自分が楽しんでいればおのずといいプレーになり、サポーターもワクワクできるプレーになっている。心構えが変わったことが好調につながっていると思う」。

 そんな天野が目指すのは「ピッチに出たときには自分の質を監督、コーチングスタッフ、サポーターの皆さんに見せつけて、『やっぱり天野純がいいんじゃないか』という思いにさせる」ようなプレー。この日もアクシデントに見舞われたマルコスの代役として前半20分からピッチに立つと、準備万端だったと言わんばかりのプレーを見せつけた。

 まずは前半23分、やや引いた位置からゴール前に浮き球のパスを配給し、そこからFW前田大然のボレーシュート。これはチームのファーストシュートとなったが、「スカウティングからボランチの脇にスペースが空くというのがあって、そこに入って前を向いてしかけることができたのでああいった決定機をつくることができた」という狙いどおりのワンプレーだった。

 そして前半38分には右サイドからのクロスでFWオナイウ阿道の決定機を誘発すると、同41分、ハーフウェーライン付近からのサイドチェンジをDFティーラトンに通し、ここからオウンゴールによる先制点が生まれた。「ボールサイドに寄るところと、中央で待ち構えることの使い分けが大事」。そんな意識付けも功を奏し、積極的にスライドする相手ボランチをうまく出し抜いた。

 さらに後半35分には、自らの今季リーグ戦初ゴールで試合を決めた。FWエウベルのシュートのこぼれ球に反応し、ストライカーのように押し込んだ珍しい形。試合後のフラッシュインタビューで「欲しかったので」と笑顔を見せた天野は「誰よりも早く反応しようという意識はあった。あそこにいたことが一つのポイントだと思うし、ゴールカバーが入っていてそのまま打ったら弾かれると思ったので、なるべくゴールの隅に蹴り込むように蹴ったら入った」と冷静な駆け引きを振り返った。

 一方、後半45分にはMF渡辺皓太との交代でピッチを退き、「初めてのことだったので驚いた」という自身初の途中出場途中交代も経験した。アンジェ・ポステコグルー監督は「なんの理由もない。残り2分だったし、よくやってくれていたので替えたというだけ」とあっさり振り返ったが、天野自身は「まさか自分が交代すると思っていなかった」と複雑な表情。「もっとできた」と自らに矢印を向け直していた。

 そうした立場はこれからのシーズンで変えていくつもりだ。「何よりもサッカーを楽しんでできているし、それがいいプレーができている大きな要因の一つかなと思っている」と充実感ものぞかせた背番号14は「ファン・サポーターから見ていて面白いって思われる選手になりたいと僕は思っている。そのためにはもっともっとやっていくことがあると思うし、もっともっと圧倒的な存在になっていきたい」と力強く語った。

(取材・文 竹内達也)
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