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レガネス柴崎の昇格PO欠場を危惧するスペイン紙「問題は深刻だ」

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 MF柴崎岳が所属するレガネスはラ・リーガ2部第38節を終えた現在、昇格プレーオフ圏内の4位につけている。自動昇格圏の2位マジョルカとは勝ち点9差と離されており、現実的な目標はプレーオフ経由での1部昇格。ところがスペイン『アス』によると、決戦に向けて大きな障壁が立ちはだかっているという。

 その障壁とは、6月2〜6日に組まれている昇格プレーオフの日程が国際Aマッチウィークと重なっていること。各クラブはこの間、代表招集に応じる義務があり、南米では6月11日からビッグタイトルのコパ・アメリカも開幕。すでにベネズエラ代表のDFロベルト・ロサレスがメンバー入りしており、プレーオフ決勝の出場が危ぶまれているという。

 また同紙が「さらなる懸念がある」と報じたのは、日本代表のMF柴崎岳の動向だ。

 日本代表は次回の活動で、5月28日にカタールW杯予選ミャンマー戦(フクアリ)、6月3日にキリンチャレンジ杯ジャマイカ戦(札幌ド)、7日にカタールW杯予選タジキスタン戦(パナスタ)、11日にキリンチャレンジ杯セルビア戦(ノエスタ)、15日にW杯予選キルギス戦(パナスタ)の5試合を予定。ミャンマー戦は国際Aマッチ期間外にあたるため招集義務はないが、残り4試合もプレーオフ日程と完全に重なっている。

「ロサレスの不在に加えて、柴崎岳もいない可能性がある」と報じた同紙は「チームにとって重要なキーピースで、キャプテンのうちの一人でもあるため、問題はより深刻だ」と指摘。「もし彼が代表に呼ばれれば、日本は5月28日から予選3試合に出場し、ラ・リーガ最後の2節とプレーオフ全てを欠場することになってしまう」と危惧している。

 柴崎はスペイン移籍1年目の2017年にも、テネリフェで2部リーグの昇格争いを経験。当時はバヒド・ハリルホジッチ監督が率いる日本代表活動から離れていたため、プレーオフにも出場することができ、4試合1ゴール2アシストの活躍で昇格まであと一歩に導く働きを見せていた。ラ・リーガ2部のレギュラーシーズンは残り4試合、現地では日本人MFの動向にも注目が集まっている。

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