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マン・U元主将、35歳バレンシアが現役引退を表明「この瞬間が来るとは…私の体はもう限界」

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マンチェスター・ユナイテッドのMFアントニオ・バレンシア

 マンチェスター・ユナイテッドで長らくプレーした元エクアドル代表MFアントニオ・バレンシアが現地時間12日、現役引退を表明した。

 バレンシアは自身のSNSを通じて「マンチェスター・ユナイテッドのファンへ」という表題で、次のようなメッセージを発している。

「14歳のとき、私は家族、故郷、そして最初のアカデミーを離れて首都へ向かった。そこから数年後、夢にも思っていなかったヨーロッパへと渡ることになった。スペインでのプレーを経て、私は2番目の故郷とも言えるイギリスに来た」

「ウィガンはユニークな経験だった。そして神は、ユナイテッドに加わるという素晴らしい機会を与えてくれた。オールド・トラッフォードで経験した、すべてのことを決して忘れない。すべてのゴール、すべてのトロフィー、そして素晴らしいファン。それらはすべて記憶に刻まれている」

「この瞬間が来るとは思っていなかった。だが私の体はもう限界で、この決定をするように頼んできたんだ。それぐらい体が悲鳴を上げていた。私はサッカーからの引退を決意したよ」

「私のキャリアと人生の一部であったすべての人に感謝したい。そもそも私をいつも祝福してくれた神。私の心の支えだったゾイラと娘のドメニックもね」

 なお、マンチェスター・Uも「ユナイテッド滞在中はすべてに感謝し、次の章、アントニオに幸運を祈ります」と元主将の引退に労いの言葉を贈っている。

 1985年生まれ、35歳のバレンシアはエクアドルのCDエル・ナシオナル育ち。2005年にビジャレアルへと移籍した後、レクレアティーボ、ウィガンへのレンタルを経験した。2008年にウィガンへと完全移籍を果たすと、09-10シーズンからマンチェスター・Uへと引き抜かれた。その後退団する2019年まで同チームに籍を置き、主将も経験。2019年夏にエクアドルへ帰還し、LDUキトへと加わった。

 2020年11月にはメキシコのケレタロと契約を結び、2021年のリーガMXでは15試合1得点の成績を残していた。だが2021年5月12日、35歳でスパイクを脱ぐ決断に至っている。
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