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今季最多4ゴールのFC東京、柏に完封勝利で連敗を5でストップ!

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FC東京はFWアダイウトンが2ゴールの活躍

[5.15 J1第14節 柏0-4FC東京 三協F柏]

 15日にJ1第14節が行われ、三協フロンテア柏スタジアムでは、FC東京柏レイソルを3-0で下した。FWディエゴ・オリヴェイラのゴールで先制したFC東京は、FWアダイウトンが2点を加点、後半アディショナルタイムにもMF三田啓貴が1点を加えて、連敗を5でストップした。

 2連敗中の柏は、前節・福岡戦(●0-1)から先発4選手を入れ替え。J1初出場のDFエメルソン・サントス、J1初先発のFWアンジェロッティらが先発し、MF大谷秀和が4月11日以来1か月ぶりにメンバー入りを果たした。

 一方、5連敗中のFC東京は、前節・鹿島戦(●0-3)から先発6選手を変更。CBにはDF森重真人とDF渡辺剛が入り、前線には右からFW田川亨介、ディエゴ・オリヴェイラ、FWアダイウトンが並んだ。
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 キックオフから15秒足らずで、アダイウトンの突破からCKを獲得したFC東京。直後のCKでは得点に結びつけることができなかったが、11分、MF安部柊斗のパスを受けたアダイウトンが再び左サイドを突破すると、GKキム・スンギュが飛び出してきたところで中央へ浮き球を入れる。これをディエゴ・オリヴェイラが頭で合わせて、FC東京が先制した。

 6試合ぶりに先手を奪ったFC東京は、一気にたたみかける。17分、MF高萩洋次郎のラストパスをアダイウトンが左足で押し込んでリードを2点に広げる。さらに、1分後には再び高萩ーアダイウトンのラインから、アダイウトンが単身持ち込んで強烈なシュートを見舞い、3-0。9試合ぶりとなる3ゴールを奪取した。

 3点を献上してしまった柏だが、24分の飲水タイム以降は攻める時間を増やしていく。27分、FKの流れからFW仲間隼斗がシュートを放ったが、GK波多野豪のセーブにあう。29分にはMFイッペイ・シノヅカのクロスからアンジェロッティがヘディングシュートを放ったが、枠をとらえることができなかった。

 前半アディショナルタイムには、高萩が自陣から柏DFラインの背後にロングボールを入れると、アダイウトンに通りGKと1対1に。しかし、キム・スンギュがセーブして得点を許さなかった。

 3点を追いかけるネルシーニョ監督は、ハーフタイムにエメルソン・サントスに代えてDF川口尚紀、イッペイ・シノヅカに代えてFW細谷真大を投入、システムを3-4-2-1から4-3-1-2へと変更した。

 後半、柏が押し込み、FC東京はカウンターを仕掛ける展開に。14分、アンジェロッティが右サイドでタメをつくりPA内の川口へ。ワントラップからゴール右下を狙ったシュートは、GK波多野の好セーブに阻まれてしまう。

 FC東京は途中出場のFW永井謙佑のパスからDF内田宅哉がシュートまで持ち込むも、ボールはクロスバーをかすめてゴールラインを割ってしまった。後半アディショナルタイムには、永井のパスから途中出場のMF三田啓貴が押し込んで、4点目を挙げる。

 柏は5名の交代枠を使い切って反撃に出るも、FC東京の守備を最後まで崩せず3連敗で今季9敗目を喫した。

 今季最多の4得点を挙げて、4月7日以来1か月ぶりの勝利を手にしたFC東京は、勝ち点を18にのばしている。

(取材・文 奥山典幸)
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