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チョウ・キジェ監督「今のは軽い冗談です(笑)」“辛口”交えつつ首位導いた19歳MF川崎を称賛

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今季から京都を率いるチョウ・キジェ監督

[5.23 J2第15節 新潟0-1京都 デンカS]

 指揮官の期待に応えるゴールとなった。京都サンガF.C.のMF川崎颯太は敵地で迎えたJ2第15節・首位アルビレックス新潟戦(○1-0)の後半13分、自らのボール奪取を起点とした攻撃からミドルシュートを突き刺し、プロ初得点を記録。これが決勝弾となり、チームを首位に導いた。

 川崎は京都U-18から昨季にトップチームへ昇格。チョウ・キジェ監督が就任したプロ2年目の今季、中盤のアンカーとしてレギュラーに定着した。ルーキーイヤーの昨季から優れたボールハント能力を示していたが、試合後のフラッシュインタビューによると、指揮官からは攻撃の部分でも“奪う”ことを求められていたという。

「チョウさんからシーズンが始まる前から『お前はもっと点が取れる選手にならなきゃいけない』という言葉を頂いていたので、その積極的なプレーが得点にやっと結びついて正直ホッとしています」

 Jリーグデビューを果たした昨年8月19日のJ2第13節も、同じデンカビッグスワンスタジアムでの新潟戦(△1-1)。ヒーローとなった19歳は「このスタジアムは僕が去年プロデビューしたスタジアムではありますし、本当はホームで決めたかった気持ちもあるんですけど、とても嬉しいです」と笑顔で語った。

 また、この教え子の活躍について、チョウ監督は厳しくも温かい言葉で称賛している。

「(川崎は)シュートにボールを奪うことと同様の興味があれば、多分10点くらい取っていたと思いますけど、まだまだそういうところの意識が低いっていうか、そういうところの意識がやっと上がってきた中で1点…まあ今のはちょっと軽い冗談ですけど(笑)。1点取れたのは彼にとっても彼のご家族の方とか彼を育てたコーチの人たちとか、みんな今日は喜んでもらえると思いますし、まだまだこれに満足せず、次に向かってほしいなと思っています」

 直接対決を制した京都は新潟に勝ち点2差をつけ、今季初めて首位に浮上した。それでもシーズンはまだ3分の1を終えたばかり。指揮官は「われわれにとっての一番のハッピーなことは、まだまだ成長できるところだと思うので、それに対して真摯に向かっていきたいなと思います」と、さらなる高みを見据えた。

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